猫種の特徴

　この猫種は、特定の品種ではなく、いろんな品種の猫の血が混ざり合った混血の猫です。純血ではないことから「雑種」とも呼ばれます。ただ、雑種というとなんとなくイメージがよくないということで、最近ではミックスという名称がよく用いられるようになりました。雑種の特徴はなんと言っても元気で長寿で扱いやすいです。いろんな血が混じり合うことで免疫力も高まり、特定の遺伝的な病気のリスクからも解放されています。柄や毛の長さや質感、性格なども、本当に様々です。いろんな条件で、自分の好みの子を選べるのも雑種の良いところです。

健康で元気な子に育てる飼育法

日常のケア

　雑種の猫は丈夫ですが、活発なのでよく怪我をします。また、特に外へ出ていると感染症にもかかりやすいです。よって、特に猫が外に出る場合は、怪我や事故に注意しましょう。また外耳炎等の各種の感染症や、そこから発生する合併症にも注意しましょう。ブラッシングやシャンプーについては、猫の毛の長さによって異なりますが、短い個体ならブラッシングは1日1回、シャンプーは1ヶ月に1回程度でOKですが、長めの個体の場合はブラッシングを1日2回したり、シャンプーの頻度をもう少し増やしても良いでしょう。怪我のリスクがありますのでペット保険に入っていても良いでしょう。

飼育に適した環境

　雑種の猫は性格もさまざまですが、比較的元気で活発な個体が多いです。よって、のびのびと過ごせる環境を用意してあげましょう。運動不足にならないよう、キャットタワーやタンス等で高低差を造ってあげたら良いでしょう。外に出すか出さないかは悩ましいですが、事故や怪我を防いだり感染症のリスクを軽減するためには家の中だけで飼う方が良いでしょう。丈夫で長生きしますし、気むずかしい猫が少ないので飼いやすいです。