
ミックスの飼い主様や、これから飼うご予定の方のために、ミックスの特徴や飼い方、かかりやすい病気についてまとめました。 愛猫に最適なペット保険の検討のために、そして何よりも、愛猫との健やかな生活のためにぜひお役立てください。
良くかかる病気・ケガ
- 骨折
- 雑種の猫は、特にかかりやすい病気はありません。ですが、活発な子が多いので、けがには気をつけましょう。骨折には特に注意が必要です。骨折は、外で交通事故に遭ったり落下事故に遭った場合によく起こります。症状としては、痛みから骨折場所をかばうように動きますし、放置するとその部位が腫れてきます。感染症を起こすこともありますし、ひどくなると命にも関わるので早めに獣医さんに連れて行きましょう。また骨折している場合は、同時に神経や内臓にも損傷が発生していることがあるので注意が必要です。予防としては、猫を外に出さないのが一番です。マンションの高層階に住んでいる場合、絶対にベランダに出ないよう厳重な注意が必要です。
- 異物誤飲
- 雑種の猫は好奇心が旺盛なので、異物誤飲にも注意が必要です。異物誤飲とは、食べ物ではない異物、たとえばビニールやプラスチックなどを飲み込んでしまい、消化器官に異物が詰まってしまうことです。これによって猫は呼吸困難を起こしたり、咳き込んだりものを吐くような動作をします。腸にものが詰まった場合は命にも関わる重大な症状が出ます。治療法としては、全身麻酔をかけて胃や腸を切開して取り出す必要があります。予防法としては、部屋の中に飲み込めるようなものや長いひもなどを置かないようにすることです。
- 耳血腫
- 雑種の猫も、感染症から発生する耳血腫という病気にはかかります。これは、外耳炎が主な原因で、かゆみや痛みのために耳をかいたり何かにこすりつけたときに耳の軟骨が折れて軟骨の隙間に血がたまって血腫ができる病気です。症状は、耳が腫れ上がってぶよぶよになり、猫は耳ばかり気にするようになります。放置すると耳が変形することもあります。治療法は、まずたまった膿などの液体を吸い出し、原因となる外耳炎等の症状を抑えます。抗生物質等を投与することもあります。早期発見が大切なので、猫が耳を気にしたり痛がったりしていたらすぐに獣医さんに連れて行ってあげましょう。