良くかかる病気・ケガ

皮膚炎

　アトピー性皮膚炎やアレルギーなど、皮膚の疾患にかかりやすい犬種です。定期的にシャンプーなどで清潔にし、原因となり得る汚れなどを取り除いてあげましょう。散歩の時には草むらなどに進んで入っていく傾向がありますので、注意しましょう。アレルギーに配慮したフードを選ぶなど、日々の食生活でも対策しましょう。ショードッグなどはプラッキングという毛を抜くトリミングをしますが、家庭犬ではほぼ行われません。皮膚の状態で選んであげましょう。

二重睫毛

　まぶたの内側にもまつ毛が生えてしまい、目を絶えず刺激してしまう事から、目ヤニや痒みなどの症状が見られます。動物病院で、目を刺激してしまっている部分にまつ毛を抜いてもらいましょう。遺伝により発症するとされており、予防は困難です。また、掻いてしまう事で眼球を傷つけてしまい、結膜炎や角膜炎などにもなり兼ねません。掻いているのに気づいたらエリザベスカラーなどを着用し、掻けないようにするのも悪化を防いであげるのに大切です

肩脱臼

　肩が脱臼してしまい、前足が地面につけずに挙げていたりする症状が見られます。先天的な発症もありますが、高い所から飛び降りたり、無理な運動をしたり、強い衝撃のあった時に発症します。麻酔をかけずに整復処置ができる事もありますが、痛みを伴うので全身麻酔による処置になる可能性もあります。その後、運動制限や患部の固定などの治療が行われます。ワイヤーフォックステリアは活発ですので、自分の力量を知らずに無理に動く事があります。興奮時は特に注意しましょう。