猫種の特徴

　この猫種は古くフランスにルーツを持つ猫種で、1500年代のフランスの書物にその祖先に関する記述が残っています。特徴的なのは「ブルー御三家」と呼ばれるその美しい青色の被毛で、光沢がありとても手触りが良いです。性格は穏やかで賢く、いつもほほえんでいるような印象なので「ほほえみの猫」とも呼ばれます。体重は5～6キロ程度で大型、どっしりとした体格です。目は丸く大きくゴールドやコッパー（銅）で鳴き声はとても小さいです。

健康で元気な子に育てる飼育法

日常のケア

　この猫種はブルーの美しく厚い被毛が特徴的ですが、皮膚疾患や熱中症にかかりやすいリスクがあります。よって、皮膚の状態には常々注意し、熱すぎる環境に放置されることのないようにしましょう。短毛なのでブラッシングは1日1回でＯＫ、シャンプーは1ヶ月に1回程度で十分です。嚢胞腎対策のため、きれいな水をいつでも飲めるようにしておきましょう。リスクの高い病気がありますのでペット保険に加入していてもよいでしょう。

飼育に適した環境

　この猫種は大型で筋肉質、運動量の多い猫です。よって、しっかりと運動できる環境を用意しましょう。キャットタワーをおいたりタンス等の家具で高低差をもうけると良いでしょう。また、食事は高栄養のものを与えましょう。いつもきれいな水を用意して、暑い環境にさらされることのないよう、特に真夏の昼などには一匹でエアコンのついていない部屋内に放置されることなどないよう気をつけましょう。おとなしく飼い主に従順なので飼いやすい猫種です。