電話 0120-56-3912(サンキューワンニャンと覚えてください。)
受付時間 平日10:00〜17:00
  1. ペット保険のFPC
  2. 猫の病気事典
  3. 貧血

貧血

貧血

猫の貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球の割合が、正常値よりも少なくなっていることを指します。


赤血球は、酸素を組織や細胞に届ける重要な役割をしており、その働きは生きるためには欠かせません。


貧血が進行すると、さまざまな細胞に酸素が届けられなくなり、疲れやすい、元気がない、食欲不振などの症状が現れます。

猫の貧血の症状

猫の貧血の症状は、以下のようなものが挙げられます。


<貧血の症状>

・すぐ疲れる
・あまり動こうとしない
・元気がない
・食欲がない
・歯茎や舌などが白っぽい
など


貧血の原因によっては、他の症状がみられることもあります。

猫の貧血の原因

貧血は、新しい赤血球が盛んに作られている再生性貧血と、新しい赤血球がさほど作られていない非再生性貧血に分けられます。


そして、それぞれでの貧血の原因は、以下のようなものがあります。


<貧血の分類と原因>

●再生性貧血
・出血
・溶血(赤血球が壊れる)
 -免疫介在性溶血性貧血
 -ヘモプラズマ感染症
など

●非再生性貧血
猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
・腫瘍(骨髄の腫瘍など)
・慢性炎症
慢性腎不全
甲状腺機能亢進症
など


貧血の原因は上記のようにさまざまで、詳しい精密検査が行われます。


貧血の検査は、以下のようなものが挙げられます。


<貧血の検査>

・触診
・血液検査
・FIV検査/FeLV検査
・X線検査
・超音波検査
・骨髄穿刺(こつずいせんし)

※骨髄穿刺とは、麻酔をかけて骨髄を採取し、細胞を調べる検査
など


他に必要な検査があれば行われます。

猫の貧血の予防方法

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)や猫白血病ウイルス感染症(FeLV)が進行すると、貧血になります。


感染猫との接触が感染の原因となるので、室内飼育を行うなどの対処で、感染の機会を避けられるかもしれません。


元気や食欲がないなど、おかしい様子が見られたら、動物病院を受診しましょう。

猫が貧血になってしまったら

貧血の原因により、それぞれ治療が行われます。


免疫が関係している場合は、免疫抑制剤が使用されます。


貧血が進行したり、急激な低下が予測されたりする場合は、輸血を行います。


ただ、輸血は貧血という症状に対して、致死的な状態にならないように行う一時的な治療であり、その間に原因に対する治療を行います。


貧血がみられる場合は、しっかりと原因を検査し、治療を行っていきましょう。

他の血液の病気一覧

一覧に戻る

※こちらに掲載している情報は、十分に検討・確認した内容となりますが、その正確性、安全性、有用性などについて何ら保証するものではありません。 コンテンツのご利用により、直接または間接であるかを問わず、万が一何らかの問題、損害・損失が発生した場合でも、弊社は一切の責任を負いかねます。コンテンツのご閲覧・ご利用等にあたっては、お客さまご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。 特に、実際にどのような治療を行うかは、ペットの状態・種類等はもちろん動物病院の方針等や獣医師の考え方等によっても異なりますので、あくまで参考情報としてご利用ください。