猫種の特徴

　この猫種は、古く1300年代からの歴史がある由緒正しい猫です。もともとタイの宮殿やお寺で飼われていたと言われています。特徴的なポイントカラーと青いサファイアのような瞳が魅力的で地元タイでは「月のダイヤモンド」とも呼ばれます。短毛でスリムな体型、体格は小さめで体重は3～4キロくらいです。性格はわがままとか気まぐれなどと言われますが、愛情深く感受性が豊かです。

健康で元気な子に育てる飼育法

日常のケア

　この猫種は下痢や外耳炎、尿結石にかかりやすいリスクがあります。これらの症状は、日頃の体調管理によって防げる部分が大きいです。たとえば衛生的な食べ物を与える、部屋内をきれいに維持する、排尿をチェックするなどです。毎日の体調管理が大切な猫種と言えるでしょう。細身の体なので餌は与えすぎないようにしましょう。短毛なのでブラッシングは1日1回で十分です。たまに蒸しタオルでなでてあげると、毛に艶が出て美しくなります。リスクの高い病気がありますので、ペット保険に入っていても良いでしょう。

飼育に適した環境

　この猫種はとても活発でよく動きます。よって運動はしっかりさせてあげましょう。キャットタワーをおいたりタンス等の家具で高低差をつけると良いでしょう。またこの猫種は南国の暖かいタイの出身ですので寒さには弱いです。特に冬はきちんと暖房を入れて暖かい環境を維持しましょう。下痢や外耳炎予防のために、衛生的な環境を維持することも大切です。甘えん坊な面がありますので、甘えてきたときにはしっかり相手をして遊んであげましょう。