犬種の特徴

　チェサピーク・ベイ・レトリーバーは、北風にも負けず、真冬の氷にも喜んで飛び込み、狩りで撃ち落とされた鳥などを回収する力強い犬です。でも、絶妙な力加減で鳥を傷つけずに運ぶ、繊細さも持っています。室内では、落ち着いて過ごすことができます。家族以外の人や犬に警戒心が強く、攻撃的になることもあるので、適切なしつけが必要です。きちんとしつければ、飼い主さんを守る、強く頼もしい忠犬になるでしょう。

健康で元気な子に育てる飼育法

日常のケア

　進行性網膜委縮症は治療がなく、失明します。目が見えなくて記憶などを頼りに生活するワンちゃんのために、家具などの配置はできるだけそのままにしましょう。家族以外の人や犬に警戒心が強くて攻撃的になることもあるので、しつけが必要です。小さいころから様々な人や犬などに接し、警戒心を安心に変えましょう。そうすれば、本当に危険なものから飼い主さんを守ってくれる、強く頼もしい忠犬になれるでしょう。

飼育に適した環境

　チェサピーク・ベイ・レトリーバーは、毎日多めの散歩など、運動が必要になります。泳ぐのが大好きなので、機会を作ってあげられると、とても喜ぶでしょう。ただ、食後すぐ運動させると、胃がねじれる胃捻転になる危険があるので、避けてください。また、関節に負担がかからないよう食事で体重制限し、股関節形成不全などを防ぎましょう。頼もしい忠犬を色々な病気から守るために、定期健診を受けて病気を早期発見・治療していきましょう。