良くかかる病気・ケガ

歯周病

　歯周病とは、歯と歯ぐきの間が炎症を起こしてしまう病気です。歯の汚れのなかの細菌と、免疫の働きなどが複雑に影響しておきます。最初は歯ぐきが腫れて、触ると血が出ることもあります。そのまま放って置くと、ひどくなり歯ぐきの奥深くや、歯の根が壊されます。壊されてしまったものは、治せません。できるだけ歯のチェック、ときどきは歯みがきもして、早期発見＆治療につとめましょう。

肥大型心筋症

　肥大型心筋症では、心臓の筋肉が変性してしまい、左心室が大きく広がってしまいます。すると、心臓の筋肉が拡張しにくく、左心房内に血液がたまり、圧力が上がっていきます。その後、肺に水が入ると、呼吸困難になります。左心房に血の塊(血栓)ができて、全身に飛んで麻痺をおこすこともあります。過度なストレスをかけないようにして、運動も制限していきます。突然死んでしまうこともある病気なので、日ごろから定期検診を受けるなどして、早期発見できるようにしましょう。

胃潰瘍

　胃潰瘍とは、胃の中の粘膜が傷ついてボロボロになってしまう病気です。元気・食欲がなくなっていき、胃の中から血が出て茶色いものを吐き出したり、死んでしまうこともあるそうです。大至急、動物病院に行きましょう！ヒトだと、胃潰瘍と言えばストレスですが、ワンちゃんの場合、太り過ぎや腎不全などほかの病気が原因になるようです。もとになっているほかの病気を治療したり、手術を検討していきます。毎日、愛犬に合った量のフードを同じ時間にあげて、胃に負担の少ない生活で胃潰瘍を予防できると良いですね。