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犬の病気事典
脱毛する
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症状の傾向
春から夏にかけて気温の上昇に合わせて体温調整のために脱毛しますがこれは病気ではありません。しかし、脱毛の量や状態によっては病気を疑います。痒みのない脱毛の原因にはホルモンバランスの崩れからくる甲状腺機能低下症やクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)があり、左右対称に脱毛する場合は内分泌疾患が疑われます。また、痒みを伴う脱毛の場合はニキビダニの寄生が原因のニキビダニ症(毛包虫症など)があり、他にはアレルギー性皮膚炎や膿皮症、疥癬症などの可能性があります。
発見方法・対策
痒みを伴う脱毛の原因は寄生虫や細菌などがあり、かゆみや炎症を抑える治療を行います。部分的な脱毛で明らかにダニが原因の場合はスポット剤や内服薬でダニの駆除を行い、細菌が原因の場合は抗生物質の投与などで治療をします。また、アレルギー性の脱毛の場合は食物やアレルゲンを特定し症状を抑えます。普段との様子の違いをチェックすることで病気に気づくことができますが、脱毛には様々な症状があるため、自己判断せずに早めに獣医師に相談します。
考えられる病気
アレルギー性皮膚炎
膿皮症
皮膚糸状菌症
甲状腺機能低下症
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
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