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ペット保険に加入した後に気になることは、保険金の請求方法ではないでしょうか。
どのような請求方法があるのか、何日くらいで支払われるのか、手間がかかるのは嫌だな…という方に向けて、ペット保険の保険金の請求方法を解説していきます。
保険金の請求方法には、どのようなものがある?
後日精算(直接請求、事後精算とも言います)
多くのペット保険会社が、この方法を採用しています。
まず、動物病院でかかった治療費を、いったん病院に全額支払います。
その後、会計時に受け取った診療費明細書や領収書、所定の保険金請求書を、保険会社に送付して保険金を請求する方法です。
請求書類が保険会社に届き、必要な審査・手続きを行った後、指定の口座に保険金が振り込まれます。
請求後、保険金が支払われるまでにかかる日数は、保険会社によって異なります。
窓口精算
窓口精算に対応している動物病院の窓口で、所定の手続きを経て、その場で精算してもらう方法です。
その場で、自己負担分のみ支払うこととなります。
独自に窓口精算に対応する動物病院と契約している保険会社でのみ、この方法を利用することができます。
保険金の請求後、何日くらいで支払われる?
ペット保険については、請求書類が保険会社に届いてから「30日以内」に保険金が支払われるところが多いようです。
また、保険金は指定した口座に振り込まれます。
ただし、請求書類に不備がある場合、病院等に特別な照会または調査が必要になる場合には、さらに日数がかかることがあります。
不明な点や不安な点がある場合は、保険会社のホームページを確認したり、直接問い合わせたりして、しっかりと準備をおこないましょう。
請求を少しでも楽にしたい!

少々高くても、窓口精算
保険金の請求に手間を掛けたくないという方は、やはり「窓口精算」に対応した保険を選ぶと良いでしょう。
動物病院のその場で精算してもらい、自己負担分だけを支払えばよいので、人間の保険と同じように使えて、手間がありません。
一方で、便利で手間が掛からないということは、その仕組みにお金が掛かっていますので、窓口精算に対応したペット保険はどうしても保険料が高くなりがちです。
また、窓口精算に対応していない動物病院もありますので、気軽に動物病院を変更することが悩ましくなります。
対応していない動物病院の場合でも、もちろん後日精算が可能ですので、請求できないという心配はありませんので、とにかく手間を掛けたくない方は、窓口精算の保険を検討してみましょう。
後日精算なら、マメに請求
とはいえ、後日精算も多くの保険会社が採用している方法でもあり、郵送費用は自己負担となりますが、何よりも保険料を抑えられ、動物病院もどこにするか悩まずに自由に選ぶことができます。
請求自体も、動物病院で支払いをした際にもらえる領収書や診療費明細書、また、所定の保険金請求書を確認しておき、ある程度定期的に請求するようにすると、そこまで難しいものではありません。
各保険会社のホームページにも詳しい請求方法の案内が掲載されていますし、直接不明な点は電話で問い合わせることも可能です。
溜めておいていっぺんに請求する、というよりは、2ヶ月に1回程度、ペットの診察記録を確認しながら定期的に請求していくなどと決めておくと、案外手間にならずに続けられるという声もあります。
最近ではアプリによる請求も可能
後日精算の最大のネックが、必要書類の郵送の手間と郵送費用だと思います。
最近では、インターネット経由で、アプリを使って保険金請求できる保険会社も出てきました。
保険金請求のために必要な書類は変わりませんが、それらの書類を郵送する手間がありません。郵送の代わりにアプリの機能を使って保険会社へ「送信」するだけとなります。
郵送費用も掛かりませんし、何より保険料を抑えられるメリットは変わらず、便利な時代になりました。
まとめ
このように、ペット保険の請求方法は、オーソドックスな後日精算を採用している会社が多いです。後日精算(直接請求、事後精算)は、保険金請求に必要な書類を保険会社に送り、後から保険金を振り込んでもらう方式です。
窓口精算は、使える保険会社が限られていますが、動物病院のその場で精算してもらえる便利な方式です。
それぞれメリット・デメリットがありますので、ペット保険を選ぶ際は、請求方法にも注目してみてください。
更には、最近では、スマートフォンのアプリを使って保険金請求が簡単にできるサービスも出てきています。
無理なく、ペットのために保険が続けられるよう、ご自身に合った請求方法を探してみてください。