ペット保険をやめた理由は?解約して後悔するケースや必要・不要な方の特徴も紹介

この記事でわかること

  • ペット保険は「保険料が負担」「使う機会が少ない」「補償内容に不満」などの理由で解約されることがある
  • 解約後に病気やケガで高額な治療費が発生したり、再加入できないケースもある
  • ペット保険は高額な医療費に備えられるなどのメリットがあり、解約前に必要性を理解することが大切

ペット保険に加入しているものの、保険料がもったいないと感じている方や、「やめると後悔するのでは」と迷っている方もいるのではないでしょうか。


加入を検討している方のなかには、「ペット保険はいらないのでは?」と疑問に思っている方もいるでしょう。


本記事では、ペット保険をやめた一般的な理由や、解約して後悔するケースを解説します。 また、ペット保険に加入するメリットや、必要性の高い方・低い方の特徴も紹介します。


ペット保険をやめた理由

ペット保険の解約を検討する理由は、家計の状況やペットの健康状態などによってさまざまです。 一般的には以下のような理由が挙げられます。

  • ペットの状態が変化した
  • 補償範囲が限定的だと感じた
  • 保険を使う機会が少ない

ペットの状態が変化した

ペットの状態が変化したことをきっかけに、ペット保険の解約を検討するケースがあります。 たとえば、ペットの健康状態が安定して保険の必要性を感じにくくなった場合が挙げられます。


また、高齢になってから発症した病気については、補償の対象外になるケースや更新時に条件が付いてしまうケースがあります。 そのため、「十分な補償が受けられない」と感じ解約を検討することもあります。


ただし、現在は健康でも、加齢や将来的な病気やけがのリスクを踏まえ、総合的に判断することが重要です。


補償範囲が限定的だと感じた

ペット保険は、診療区分(通院・入院・手術)ごとに支払上限額や支払回数が定められている場合があり、治療費の全額が補償されるとは限りません。


また、ワクチン接種や健康診断などの予防目的の診療、去勢・避妊手術、歯石取りなどは補償対象外となることが多い傾向にあります。 日常的に発生しやすい費用をまかなえないことが、補償内容の見直しや解約を検討するきっかけになる場合があります。


加えて、ペットは加齢に伴って病気やケガのリスクが高まるため、加入時には十分だと思っていた補償内容でも、あとから補償内容が限定的だと感じることがあります。


保険を使う機会が少ない

ペット保険は、大切なペットにもしものことがあった場合に備えられる一方で、「保険を利用する機会がほとんどない」と感じるケースもあります。


ペット保険の多くは掛け捨て型であるため、病気やケガなどで治療を受けなければ保険金は支払われません。 そのため、ペットが健康で通院の機会が少ないと、「保険料がもったいない」「自分で貯蓄して備えた方が良いのではないか」 と感じることがあります。


保険料が家計の負担になった

ペット保険の保険料を負担に感じ、解約を検討するケースもあります。 たとえば、以下のような状況が考えられます。

  • 転職などにより収入状況が変化した
  • 家族構成の変化により支出が増えた
  • ペットが高齢になり保険料が上がった

収支の変化は事前に予測しにくいものの、家計全体にどのような影響があるかを踏まえ、解約や継続を慎重に検討することが重要です。


また、ペットも人間と同様に、高齢になるほど病気やケガのリスクが高まるため、加齢に伴って保険料が上昇する場合があることも理解しておきましょう。

ペット保険を解約して後悔するケース

保険料がもったいない、ペットが健康で必要性を感じないなどの理由からペット保険を解約したあとに、「やめなければよかった」と後悔するケースもあります。主なケースは以下のとおりです。

  • 高額な治療費がかかった
  • 再加入ができなかった

高額な治療費がかかった

ペット保険の解約後に病気やケガで治療が必要になり、高額な治療費が発生する場合があります。


ペットには、人間のような公的な健康保険がありません。


人間が病気やケガで医療機関を受診した場合は、公的医療保険制度が適用され、原則として1~3割の負担で済みます。一方、ペットが病気やケガで治療を受けた場合は、全額飼い主の自己負担となるため、治療費(自己負担額)が高額になる傾向があります。


FPCのペット保険を例に挙げると、犬の1回当たりの診療費(平均値)は2013年度:9,053円、2016年度:10,600円、2019年度:12,428円(※事由発生日ベース、保険金請求額を基に算出)となっており、診療1回当たりの費用は増加傾向にあります。


犬の保険金請求額や保険金支払事例について詳しくは、こちらをご覧ください。

犬の保険の選び方

再加入ができなかった

ペットがまだ若く健康な状態だと、「ペット保険の必要はない」と考える方もいるでしょう。しかし、多くのペット保険は新規加入できる年齢に制限があり、一度解約すると再加入できるとは限りません。


また、既往症があると加入できない場合や、既往症に関連する部位や治療が補償対象外となるなど、条件付きでの加入となる場合もあります。


このように、解約後にもう一度加入したいと思っても選択肢が限られてしまい、「継続しておけばよかった」と後悔するケースがあります。

ペット保険は不要?加入するメリット



ペット保険は、万が一の治療費に備える手段のひとつです。家計やペットの状況、治療の考え方によって必要性は異なりますが、加入することで以下のようなメリットが得られます。

  • 高額になりやすい治療費に備えられる
  • 早期治療につながりやすい
  • 最適な治療を選択しやすくなる

高額になりやすい治療費に備えられる

ペット保険に加入していれば、治療費の負担を軽減できる可能性があります。


ペットが病気やケガで治療を受けた場合は、全額飼い主の自己負担となるため、治療費が高額になることも少なくありません。特に、手術・入院が必要な場合や治療が長期にわたる場合には、家計への影響が大きくなる可能性があります。


ペット保険に加入していれば、こうした高額な医療費が発生した場合でも自己負担を抑えられるため、突発的な出費に備えやすくなります。


一例として、FPCのペット保険「ペットほけんフィット」の保険金のお支払い例を紹介します。 こちらは、治療費のすべてが保険の対象であった場合の保険金支払い例です。 実際の診療内容・治療費等は、動物病院によって異なります。

                        
ペットの種類 傷病 治療内容治療費 保険金額
(70%補償プランの場合)
自己負担額
ゴールデン・レトリーバー
(1歳)
誤食 通院2日間、入院2日間、
手術1回
147,440円103,208円44,232円
アメリカン・ショートヘア
(3歳)
尿路結石症 通院5日間、入院4日間、
手術1回
216,450円151,515円64,935円
トイ・プードル
(5歳)
膝蓋骨脱臼
(パテラ)
通院5日間、入院7日間、
手術1回
467,200円327,040円140,160円

※保険期間は1年です。また、保険金の支払限度額は100万円/年となります。

※治療内容や治療項目によっては、保険金をお支払いできない場合もございます。詳しくは、ペットほけんフィットの重要事項説明書及び普通保険約款でご確認ください。


詳しくはこちらをご覧ください。

ペットほけんフィット

早期治療につながりやすい

治療費への不安が和らぐことで、早めの受診につながり、重症化を防げる可能性もあります。


症状が軽いうちに治療を開始できれば、治療が長期化するのを防ぎやすくなり、ペットの負担だけでなく、飼い主の費用負担の軽減にもつながります。


最適な治療を選択しやすくなる

治療費の負担が軽減されることで、最適な治療を選択しやすくなる点もメリットのひとつです。


近年は医療技術の進化により治療法が多様化し、これまで対応が難しかった病気にも対応できるケースが増えています。一方で、治療法や治療期間によっては高額な費用がかかることもあり、経済的な理由で治療の選択肢が限られてしまう場合もあるでしょう。


ペット保険で備えていれば、高度医療や長期的な治療も検討しやすくなり、安心感が高まるだけでなく、早期回復につながる可能性もあります。

ペット保険の必要性が高い方・低い方の特徴

ペット保険の必要性は、家計の状況や治療に対する考え方などによって異なります。

一般的にペット保険の必要性が高い方・低い方の特徴は以下のとおりです。


必要性が高い方
・急な病気やケガに備えたい
・ 費用面に不安がある
・ 治療の選択肢を広げたい
・ 高齢のペットを飼っている
必要性が低い方
・ 十分な貯蓄がある
・ 費用も踏まえて無理のない範囲で治療方法を検討したい

想定外の病気やケガ、手術などに備えたい場合は、若いうちからペット保険への加入を検討しておくと安心です。若い時期に発症しやすい病気や日常生活での思わぬケガなど、年齢に関係なくリスクは存在します。


特に、治療の選択肢を広げ、ペットに適した治療を選びたい場合は、ペット保険で備えるメリットが大きいでしょう。


また、加齢とともに病気やケガのリスクはさらに高まるため、高齢のペットを飼っている場合は、ペット保険で備える必要性が高くなります。


一方で、十分な貯蓄があり、治療費が高額になった場合でも自己資金で対応できる場合は、ペット保険に加入する必要性は相対的に低くなります。

ペット保険で後悔しないためのポイント

ペット保険で後悔しないためには、ご自身のペットに合ったものを選ぶことが重要です。解約を検討している方や加入するか迷っている方に向けて、ペット保険で後悔しないためのポイントを紹介します。

  • 補償内容と条件を確認する
  • 補償と保険料のバランスを考慮する

補償内容と条件を確認する

ペット保険にはさまざまな種類があり、補償内容や条件が異なります。確認したい主な項目は以下のとおりです。

  • 補償対象・対象外費用
  • 支払限度額や回数
  • 補償割合
  • 免責金額(自己負担する金額)
  • 最低治療費
  • 待機期間(保険金が支払われない期間)
  • 年齢制限

ペット保険では一般的に、ワクチン接種や健康診断などの予防を目的とする診療や、治療費以外の費用は補償されません。補償内容や条件を確認し、どのようなときに補償されるのかを把握することが重要です。


すでにペット保険に加入しており、解約を迷っている方も、まずは現在の補償内容や条件を再確認しましょう。


関連記事:「ペット保険選びのポイント。限度額って何?」

関連記事:「待機期間なしのペット保険はある?補償されない期間のリスクを抑える方法も解説」


補償と保険料のバランスを考慮する

一般的に、ペット保険の保険料は、補償を手厚くするほど高くなる傾向があります。補償範囲(通院・入院・手術)や補償割合と保険料のバランスを見て、無理なく支払い続けられるかどうかをよく検討しましょう。


また、ペット保険に加入中で解約を検討している方は、通院補償を減らす、補償割合を下げるなどの見直しによって、必要な補償を維持しつつ保険料の負担を抑えられる可能性があります。


ただし、保険料の負担だけでなく、ペットの年齢や健康状態を踏まえて必要な補償を検討することが重要です。

FPCの「ペットほけんフィット」は通院・入院・手術の区分なし

FPCの「ペットほけんフィット」は、通院・入院・手術ごとの支払回数や1日(回)あたりの支払金額に制限がないペット保険です。そのため、診療区分を気にすることなく、年間支払限度額まで何度でもご請求が可能です。


補償プランは50%・70%・90%の3つから選択でき、免責金額の設定や待機期間もありません。


年齢による保険料の上昇は3回のみとシンプルな料金設計で、12歳以降は保険料が一定になります。さらに、継続にあたっての年齢上限はないため、高齢のペットであっても、安心して継続いただけます。


大切な家族の万が一に備えてペット保険の加入を検討している方は、こちらをご覧ください。

保険商品のご案内

まとめ

「保険料が負担になった」「保険を利用する機会が少ない」などの理由で、ペット保険の解約を検討するケースがあります。


しかし、一度解約すると、再度加入したいと思った場合に年齢や健康状態が理由で加入できなかったり、条件付きでの加入となったりする可能性があります。


ペット保険に加入していれば、突発的な病気やケガ、大きな手術などの場合に治療費の負担を抑えられるほか、治療の選択肢が広がる、早期治療につながるといったメリットがあります。


解約を検討している場合も、まずは現在の補償内容を確認し、ご自身の家計やペットの状況に合わせて判断しましょう。


■監修者情報

平松 育子 (ひらまつ いくこ)


山口大学農学部獣医学科卒業。

山口県内の動物病院で代診を務めたのち、2006年ふくふく動物病院を開業、2023年同病院を譲渡し、現在はペテモ動物病院の院長としておもに犬や猫の診療を行う。ペットの記事執筆や監修を行うアイビー・ペットライティングの代表も務める。

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