この記事でわかること
- ペット保険の待機期間とは、加入直後に発症した病気などが補償されない期間のことで、その間の治療費は自己負担となる
- 待機期間がないペット保険もあるが、申込後すぐに補償が開始されるわけではなく、開始日までは時間がかかる
- 待機期間中のリスクを抑えるには、早めの加入や条件の確認、資金準備などが重要
ペット保険のなかには「待機期間」が設定されている場合があり、契約が成立してもすぐに補償が開始されるわけではありません。
ただし、待機期間の長さは保険商品によって異なり、待機期間が設けられていない(0日とされる)商品も存在します。
本記事では、待機期間の仕組みや、待機期間のないペット保険について解説します。待機期間は、補償が開始されるタイミングに関わり、その期間中は自己負担が発生する可能性があるため、正しく理解しておきましょう。
目次
ペット保険の待機期間(免責期間)とは
ペット保険の待機期間とは、加入直後に発症した病気(商品によってはケガも含む)について保険金が支払われない期間のことで、「免責期間」と呼ばれることもあります。
待機期間が設定されているペット保険では、契約が成立しても、一定期間は補償を受けることができません。たとえば、待機期間が30日間のペット保険で、保険開始日の10日後に病気が発症して治療が必要になった場合、その費用は原則として自己負担となります。
また、待機期間中に発症した病気は、待機期間の終了後も保険金支払いの対象外となるケースが一般的です。
なお、待機期間は初年度契約時に適用されるケースが多く、2年目以降の継続契約には適用されないことが一般的です。
待機期間の長さ
待機期間の長さはペット保険の種類やプランによって異なりますが、一般的に15~30日程度に設定されています。
ただし、がんなど一部の特定疾病については待機期間が長く設定される傾向があり、「がん以外の病気は30日間、がんは60日間」というように区別されている場合もあります。待機期間の有無や長さは、各保険会社の公式ホームページや商品パンフレットなどで事前に確認しましょう。
待機期間が設けられている理由
ペット保険の保険料は、ペットの健康状態や年齢などを踏まえつつ、基本的には健康体であることを前提に算出されます。
しかし、契約直後に発症した病気は、実際には契約前から進行していた可能性があります。そこで、病気の潜伏期間を考慮して設けられているのが「待機期間」です。
また、すでに症状が出ていることを認識したうえで加入し、契約後に発症したかのように装って保険金を請求する不正行為を防ぐ目的もあります。
待機期間の対象となるもの
一般的に、ペット保険で待機期間が適用されるのは「病気」のみで、ケガには適用されないケースが多いです。
多くのケガは突発的に起こるもので、契約前に発生していた可能性が低く、保険開始日以後すぐに補償を開始しても公平性が損なわれないためです。
ケガの待機期間が設定されていない場合は、保険開始日の初日にケガをした場合でも補償の対象となります。
関連記事:「【FP執筆】ペット保険の待機期間とは?すぐに補償される? 」
待機期間なしで加入できるペット保険はある?
ペット保険のなかには、待機期間が設定されていないプランを用意している商品もあります。こうした保険を選ぶと、保険開始日の当日から補償が開始されるため、加入直後に発生した病気やケガによる自己負担を抑えやすくなります。
FPCのペット保険には、待機期間がありません。証券に記載されている補償開始日の午後4時から病気やケガの補償が開始されます。
待機期間なしのペット保険に関する注意点
待機期間なしのペット保険でも、すべてのケースで制限なく補償されるわけではありません。あらかじめ以下の2点を理解しておきましょう。
- 待機期間なしでも保険開始日まで一定の期間を要する
- 既往症は待機期間の有無に関係なく補償されない
待機期間なしでも保険開始日まで一定の期間を要する
待機期間がないペット保険でも、申込後すぐに補償が開始されるわけではありません。
ペット保険を申込むと、保険会社による引受審査が実施されます。そのため、待機期間の有無に関係なく、申込みから保険開始日まで一定の期間を要します。 なお、待機期間がある場合は保険開始日からさらに補償されない期間が設けられます。
保険開始日までにかかる期間は、ペット保険の種類だけでなく、申込みのタイミングや支払方法によっても異なる場合があるため、各保険会社に確認しましょう。
FPCのペット保険 の場合、WEB申込みならその場で申込手続が完了し、クレジットカード払いをご選択いただくと、最短でお申込日から21日後に補償が開始されます※。
※ファーストほけん は、お申込日より補償開始となります。
既往症は待機期間の有無に関係なく補償されない
ペット保険では多くの場合、保険期間の開始前から発症していた病気やケガ、または開始前に発見されていた先天性異常は、待機期間の有無に関係なく補償対象外となります。
このほか、ワクチン接種や健康診断などの予防に関する費用や、去勢・避妊手術、歯石除去などの治療費に該当しない費用は、一般的に補償の対象となりません。ペット保険に加入する際は、約款で保険金が支払われるケース・支払われないケースを確認しましょう。
ペット保険で補償されない期間のリスクを抑える方法
待機期間なしのペット保険であっても、申込後すぐに補償が開始されるわけではありません。また、待機期間がある保険では、補償開始までの期間がさらに長くなることがあります。
補償が開始されるまでの期間のリスクを抑える方法として、待機期間や保険開始日をしっかり把握することに加え、次の点が挙げられます。
- 健康なうちからペット保険の加入を検討する
- 待機期間不適用特約を付帯する
- 急な治療費に備えて資金を準備しておく
- 申込方法や保険料の支払方法を工夫する
健康なうちからペット保険の加入を検討する
健康なうちからペット保険に加入しておくことで、待機期間中に病気が発症するリスクを軽減しやすくなります。
待機期間中に発症した病気は補償されず、待機期間終了後も保険金の支払対象にはなりません。 また、保険期間の開始前に発症していた病気は、待機期間の有無に関わらず補償の対象外です。
さらに、ペット保険には加入できる年齢に制限があるため、高齢になってから加入を検討すると、選べる保険商品が限られることがあります。
待機期間不適用特約を付帯する
待機期間が設定されているペット保険の一部には、待機期間不適用特約を付帯できる場合があります。
待機期間不適用特約とは、待機期間中に発生した病気やケガを補償する特約のことです。ただし、待機期間不適用特約を付帯すると保険料が高くなる傾向があるため、補償内容と保険料のバランスを踏まえて検討しましょう。
急な治療費に備えて資金を準備しておく
急な治療費に備えて資金を準備しておくことも大切です。
待機期間中に発症した病気や、保険の補償対象外となる治療費は、全額自己負担となります。ペットには公的な健康保険がないため、あらかじめ一定の資金を準備しておくことで心理的な負担を軽減でき、治療の選択肢も広がります。
申込方法や保険料の支払方法を工夫する
ペット保険の申込方法や保険料の支払方法を工夫すれば、補償開始までの期間を短縮できる可能性があります。
たとえば、WEB申込みを利用すると書類の郵送が不要なため、手続きがスムーズに進む傾向があります。時間や場所を問わず手続きできる点もメリットのひとつです。
さらに、保険料の支払方法によっても補償開始までの期間が変わる場合があります。FPCのペット保険では、WEB申込みによるクレジットカード払いがもっとも早くておすすめです。
待機期間がないFPCのペット保険がおすすめ
FPCのペット保険には、待機期間がありません。証券に記載された補償開始日の午後4時から病気やケガの補償が開始されます。 なお、補償開始日は、お申込方法ならびに保険料のお支払方法によって異なります。
| クレジットカード払い | 口座振替 | |
|---|---|---|
| WEBでのお申込み | 【WEB】申込日より最短21日後 | 【WEB】口座振替手続完了日の翌月27日 |
| 書面でのお申込み |
口座振替依頼書:当月15日までに当社到着 → 翌月27日 口座振替依頼書:当月16日以降に当社到着 → 翌々月27日 |
※出典:「保険申込みから補償(責任)開始まで、どの位の期間がかかりますか?」
さらに、FPCのペット保険には、通院・入院・手術ごとの支払回数や1日(回)あたりの支払金額に制限がありません。
そのため、長期の治療や大きな手術が必要になった場合でも、通院・入院・手術といった診療区分を気にすることなく、年間支払限度額の範囲内で何度でもご請求が可能です。
FPCのペット保険について、詳しくはこちらをご覧ください。
保険商品のご案内まとめ
ペット保険の待機期間とは、主に初年度契約において加入直後に発症した病気(商品によってはケガも含む)について保険金が支払われない期間のことです。待機期間中に発症した病気は補償対象外となるため、治療費は自己負担となるのが一般的です。
待機期間が短い、または待機期間なしのペット保険を選べば、補償が開始されるまでの期間に発生する病気やケガによる自己負担を抑えやすくなります。
ただし、待機期間なしのペット保険であっても、申込後すぐに補償が開始されるわけではない点を理解しておきましょう。
■監修者情報
平松 育子 (ひらまつ いくこ)
山口大学農学部獣医学科卒業。
山口県内の動物病院で代診を務めたのち、2006年ふくふく動物病院を開業、2023年同病院を譲渡し、現在はペテモ動物病院の院長としておもに犬や猫の診療を行う。ペットの記事執筆や監修を行うアイビー・ペットライティングの代表も務める。