口臭がひどい
- 症状の傾向
- 口臭の原因の大半は、歯肉炎や歯周病、口内炎などの口腔内のトラブルです。しかしながらまれに腎臓・胃・呼吸器・代謝の疾患や好酸球性肉芽腫、細菌やウイルスなどが原因となっている場合があります。口臭に加えてよだれや歯茎の腫れが見られる場合は、歯肉炎や歯周病と口内炎の可能性があります。嘔吐や食欲不振、貧血の症状が見られる場合は腎不全や尿毒症の可能性があります。食べた直後に吐き出したり多量のよだれがみられる場合は食道や胃の疾患が考えられます。原因は、歯周病や口内炎であれば口の中の衛生状態の悪化や外傷、老齢化や腎臓疾患などです。
- 発見方法・対策
- 口臭が気になったら、まず口の中の様子を確認しましょう。歯茎が腫れたり出血する、歯がぐらつくなどの症状があれば、動物病院を受診しましょう。また食欲不振や嘔吐、貧血の症状にも注意してください。腎不全であれば食餌療法、点滴での水分と電解質の補給処置などが行われます。日頃から歯磨きを行い、歯垢が蓄積されないようにすることが大切です。歯磨きは猫用の歯ブラシや綿棒、歯磨き剤を使って行います。猫が歯磨きを嫌がる場合には、動物病院で相談したり、市販のデンタルケア用フードを活用してみてください。