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犬はスイカを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?

犬はスイカを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?


みずみずしく、赤い果肉と独特の食感が特徴のスイカは、国内では熊本県、千葉県、山形県などが産地として有名ですが、沖縄から北海道まで、全国のさまざまな場所でさまざまな品種が栽培されています。

日本の夏を代表する果実的野菜であるスイカですが、犬はスイカを食べても大丈夫なのでしょうか?

犬はスイカを食べても大丈夫?

夏といえば、スイカ。

暑い季節がやってくると、スイカが食べたくなりますよね。愛犬にも夏の気分を味わってもらうために、ちょっとくらいはあげたくなります。


スイカは犬が食べても大丈夫なのでしょうか?


● 犬はスイカを食べても大丈夫!

基本的に、スイカには犬にとって中毒を引き起こすような危険な成分は含まれていないので、食べても問題はありません。

ただし、アレルギーには十分に注意して、特にはじめて食べさせる時などは、体調に変化が無いか様子をしっかりと見るようにしましょう。


● 花粉症がある場合は要注意

スイカはメロンと同じくウリ科の植物であり、メロンと同様、スイカも近年報告が増えている新しい食物アレルギーのタイプである口腔アレルギー症候群の原因となります。

イネ科やキク科(ブタクサ)の花粉に対してアレルギー反応を持っている場合は、スイカを食べることで口腔アレルギー症状を示しやすいと言われていますので、そうした場合にはスイカを与えないようにしましょう。


口腔アレルギー症候群は、同じウリ科であるメロンや、もも、キウイフルーツ、りんごなどで発生しやすいとされています。これらについては、加熱によってアレルギー症状を起こさなくなるため、多くの場合加熱されたものは食べることができます。


もちろん、おいしいとはいえ、他の果物と同様に、糖分が含まれています。

水分の補給代わりに与えたり、喜ぶからとたくさん食べさせたりすることは、肥満や偏食にも繋がりますので、避けましょう。

スイカの成分の特徴は?

● 水分が多め、カリウムもそこそこ

成分としては、水分が約90%を占めています。

また、スイカは、メロンほどではないのですが、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つほか塩分の取りすぎを調整する働きを持つ「カリウム」をそれなりに含んでいます。

含有量自体はそれほど高くないのですが、水分代わりについついたくさん食べさせてしまいがちなので、結果としてカリウムを多く摂取することにつながります。


● 腎臓病などの場合は要注意

カリウムは、人間にとっても犬にとっても、適切な量が必要なミネラルです。

しかし、腎臓病などで腎臓の働きが低下すると、それによってカリウムを正常に排出できず、高カリウム血症などを引き起こすこともあります。

スイカ自体にカリウムが大量に含まれているわけではありませんが、ついつい水分補給代わりに食べさせすぎてしまう傾向があります。

腎臓病や高カリウム血症を持っている犬には、注意が必要です。

スイカをあげる時に気をつけることは?

他の果物と同様に犬にとって必須の食べ物ではありませんが、季節を感じながら、ご褒美タイムを愛犬と一緒に楽しむことは問題ありません。

黒い種や外の皮は消化に悪いので避け、赤い果肉部分を食べやすいひと口サイズにカットして、少しだけあげる程度に留めましょう。

その際、お腹を冷やさないよう、常温のものにしましょう。

一玉が大きく、一度にたくさん食べてしまいがちなので、犬が喜んでいるからといって与えすぎることのないように注意しましょう。


また、イネ科やキク科(ブタクサ)の花粉症やウリ科のアレルギーがある犬、腎臓病を持っている犬などには、スイカを食べさせることは控えましょう。

まとめ

夏の風物詩ともいえるスイカは、みずみずしく、産地によってさまざまな品種もあり、夏には特に食べる機会の多い果物(果実的野菜)です。

水分を多く含む一方で、他の甘い果実と同様に糖分を含みます。


他の果物類にも言えることですが、大量に食べさせるとお腹を下したり、肥満に繋がったり、食事のバランスが崩れたりするなど、デメリットの方が大きくなります。


季節を感じつつ、ご褒美タイムにほんの少し与える程度に留め、楽しい愛犬との時間を過ごしましょう。

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