
目次
犬にシャンプーは必要?
定期的なシャンプーは必要!
愛犬の体のお手入れは、とても大切です。
見た目を綺麗にしておくというだけではなく、被毛や皮膚を清潔に保ち病気を予防するという観点からも、十分なお手入れが必要です。
このとき、被毛や皮膚の汚れを取り除くために、まずは定期的なブラッシングを心がけましょう。そのうえで、余分な皮脂や古い角質、アレルゲンを取り除くために、シャンプーの使用が効果的です。 このように、汚れや臭いを落とし、皮膚を清潔にする目的で、定期的なシャンプーは必要です。
シャンプーの頻度は?

人間と異なり毎日シャンプーをする必要はありません。
シャンプーのしすぎは、もともとデリケートな犬の皮膚に対して必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥によって外的な刺激に弱くなるなど、かえって皮膚の状態を悪くしてしまいます。
汚れや皮膚の状態にもよりますが、1ヶ月に1~2回を目安としておきましょう。
また、人間用のシャンプーは人の皮膚を洗浄するために作ってあるので、薄くデリケートな犬の皮膚を洗うには、刺激が強すぎます。
愛犬をシャンプーする場合は、犬用のシャンプーを使うようにしましょう。
どんなシャンプーを使うと良い?
犬用のシャンプーは、用途に合わせて「ノミ駆除」、「保湿」、「殺菌」など、様々な機能を持った商品が販売されています。
用途に応じて、まず一度使ってみて、不都合のない相性の良い製品を選ぶと良いでしょう。
具体的に皮膚にトラブルがあるなどの場合は、事前に獣医師に相談して原因を特定し、どんなシャンプーが良いか相談してみましょう。
シャンプーの仕方
シャンプーを行うときは、少しぬるめのお湯(37~38℃くらい)を使います。
強くこすらず、適量のシャンプーをよく泡立てて、被毛だけではなく皮膚まで丁寧に優しく洗いましょう。
特に耳介の付け根や前足のひじの部分は皮脂がたまりやすいので、しっかりと洗うようにします。
その後、すすぎ残しが無いように、全身を丁寧に洗い流してください。
シャンプーの後はリンスをおこなうと良いでしょう。
リンスも、シャンプーと同様に一度使ってみて、不都合の無い、相性の良い製品を選びます。最近では、リンスの入ったシャンプーも販売されていますので、いろいろと調べてみましょう。
その後、タオルで十分に水分をふき取り、ドライヤーを用いて完全に乾燥させます。
シャンプーの手順
シャンプー前
シャンプーをする前に全身を丁寧にブラッシングして、抜け毛を除去し、毛のもつれを無くしておきましょう。
毛にもつれがあると、毛の根元や皮膚をしっかりと洗うことができません。
まずは足元から優しく
足元から、少しぬるめのお湯を掛けていきます。シャワーだけだと十分に濡らすことができない場合もありますので、洗面器などに入れたお湯を、手を使って優しく全身に掛けてあげましょう。
そのあと、犬用シャンプーを適量取り、よく泡立てます。
その泡を使って、優しく洗っていきましょう。
気になるところは念入りに
汚れやにおいが気になるところ、また、爪や足先は特に念入りに、全身を洗っていきます。
強くこすらず、あくまでも泡を使って、優しく丁寧に。
すすぎ
最後にすすぎです。
シャンプーのすすぎ残しは、皮膚のトラブルに繋がります。すすぎ残しのないように、しっかり洗い流しましょう。
必要に応じてシャンプー後にリンスを行います。
こちらも同様に、すすぎ残しのないように洗い流しましょう。
シャンプー後
シャンプーが終われば、あとは手早くタオルで水を拭きとりましょう。
犬は濡れたままの状態でいると体温がどんどん奪われて、体調を崩してしまう恐れがあります。タオルドライが終わったら、ドライヤーを使って、全身をしっかりと乾かします。
この時、直接ドライヤーの風が当たらないように、手を使って上手に乾燥させましょう。
また、シャンプーが耳に入り込んでしまうことも多いため、シャンプー後に耳掃除をすると一石二鳥です。
その他

汚れや臭いを落とし、皮膚を清潔する目的でシャンプーを行いますが、体を濡らすことを極端に嫌がる犬もいますし、体調が優れない時に全身を濡らすことで更にストレスや体調不良に繋がることもあります。
そんな時は、無理せずできるところからやっていきましょう。
手早く簡単に汚れを拭き取るための拭き取りシートや、体を濡らさずに使えるドライシャンプーなどもあります。
また、汚れたところだけを簡単に部分洗いできる泡スプレータイプもあります。
優しく声を掛けながら、必要に応じて、できるところだけを洗う。
シャンプー自体に慣れていない場合は、無理せず出来るところから少しずつ慣らしていきましょう。
もちろん、シャンプーが終わった後にはしっかりと褒めて、シャンプーを嫌いにならないようにしていきましょう。
まとめ
シャンプーは、愛犬を清潔に保つために必要です。
毎日のように実施する必要はありません。
月に1~2回を目安として、無理のない範囲で定期的にシャンプーを実施し、愛犬の体を清潔にしてあげましょう。
皮膚に異常や病気、アレルギーがある場合は、シャンプーによっては悪化することがあるので、必ず獣医師に相談をしましょう。