電話 0120-56-3912(サンキューワンニャンと覚えてください。)
受付時間 平日10:00〜17:00
  1. ペット保険のFPC
  2. 犬との暮らし
  3. 犬はとうもろこしを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?

犬はとうもろこしを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?

犬はとうもろこしを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?


夏が旬のとうもろこし。

季節になるとスーパーや市場などで、生のとうもろこしを見かけることが多くなります。とうもろこしは甘みがありとてもおいしいものですが、犬はとうもろこしを食べても大丈夫なのでしょうか?

犬はとうもろこしを食べても大丈夫?

● 犬はとうもろこしを食べても大丈夫!

結論から言うと、とうもろこしには犬にとって中毒を引き起こすような危険な成分は含まれていないので、食べても問題はありません。

アレルギーには十分に注意して、特にはじめて食べさせる時などは、体調に変化が無いか様子をしっかりと見るようにしましょう。


とはいえ、とうもろこしは消化がそれほど良くありません。

積極的に食べさせるものでもありませんので、食べさせる場合でもできるだけ消化に良い状態にして、少量に留めるようにしましょう。

とうもろこしの成分の特徴と注意点

● カロリーが高め

とうもろこしの一番の特徴は、何と言ってもカロリーが高いという点です。

可食部でエネルギーを比較すると、にんじん(ゆで、28kcal/100g)、かぼちゃ(ゆで、50kcal/100g)、さつまいも(蒸し、115kcal/100g)に対して、とうもろこし(ゆで、95kcal/100g)です。

さつまいもほどではないにしても、にんじんの約3倍、かぼちゃの約2倍のカロリーがあります。

また糖質も比較的高めで、犬にとってはかなり高カロリーな食べ物であると言えます。

通常の食事に加えて食べさせるのであれば、少量に留めておくのが良いでしょう。


参照:文部科学省「食品成分データベース」より


● ビタミンB1が豊富

とうもろこしには、野菜の中でもトップ10に入るくらい、ビタミンB1が豊富に含まれています。

ビタミンB1はチアミンとも呼ばれ、特に糖の代謝に欠かせない栄養素です。

ビタミンB1が欠乏すると、脳における糖の代謝異常が発生し、主に下肢を中心に運動失調、虚弱、抑うつなど様々な神経症状があらわれます。


● 鉄やマグネシウムは比較的多め、カリウムもそこそこ

無機質としては、とうもろこしには鉄やマグネシウムが他の野菜と比べても多く含まれています。

カリウムについては、ほうれんそう、かぼちゃ、さつまいもほど豊富に含まれているわけではありませんが、トマトやにんじんと同じくらい含まれており、そこそこ多い食品と言えます。


● 腎臓病などの場合は要注意

カリウムは、人間にとっても犬にとっても、適切な量が必要なミネラルです。

しかし、腎臓病などで腎臓の働きが低下すると、それによってカリウムを正常に排出できず、高カリウム血症などを引き起こすこともあります。

腎臓病や高カリウム血症を持っている犬には、注意が必要です。


● アレルギーにも注意

とうもろこしも、アレルギーに注意が必要な食材です。

はじめて食べさせる時はごく少量を与え、様子をよく観察しましょう。

下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどの症状がみられる場合はアレルギーの可能性もありますので、ただちに獣医師に相談しましょう。

とうもろこしをあげる時に気をつけることは?

まず、とうもろこしの「芯」は絶対に与えないようにしましょう。

とうもろこしの芯はとても硬く、消化に悪いだけではなく、食道や腸に詰まってしまう危険性があります。

茹でたとうもろこしをそのまま1本与えるなど、芯が付いた状態で食べさせることは絶対にしてはいけません。

誤って芯を飲み込んでしまった場合は、ただちに動物病院に連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。


また、粒の皮の部分や加熱処理をしていない生の状態は、消化不良を起こしやすいです。

食べさせる場合には、しっかりと加熱処理したものを与えるようにしましょう。

心配な場合はとうもろこしの粒をすりつぶし、必要に応じて裏ごしすると、胃の負担を減らすことができます。


消化もそれほど良くないうえに、カロリーも高めですので、与える量も控えめにしましょう。

いずれにしても、消化に配慮して、粒をすりつぶしたものをごく少量与える程度に留めておきましょう。

まとめ

旬の時期には、新鮮なとうもろこしが手に入ったら、つい愛犬にも食べさせたくなりますよね。

しかし、とうもろこしは消化が良くないうえに、カロリーも高めです。健康を害する成分は入っていませんが、それほど積極的に食べさせる必要はありません。

バランスの良い食事を基本としつつ、少量を楽しむ程度に留め、楽しい愛犬との時間を過ごしましょう。

「犬との暮らし」の記事一覧

一覧に戻る

※こちらに掲載している情報は、十分に検討・確認した内容となりますが、その正確性、安全性、有用性などについて何ら保証するものではありません。 コンテンツのご利用により、直接または間接であるかを問わず、万が一何らかの問題、損害・損失が発生した場合でも、弊社は一切の責任を負いかねます。コンテンツのご閲覧・ご利用等にあたっては、お客さまご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。 特に、実際にどのような治療を行うかは、ペットの状態・種類等はもちろん動物病院の方針等や獣医師の考え方等によっても異なりますので、あくまで参考情報としてご利用ください。