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犬はバナナを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?

犬はバナナを食べても大丈夫?あげる時の注意点は?


一年を通じて季節を問わず手に入り、皮をむいてすぐ食べられる手頃なバナナですが、犬はバナナを食べても大丈夫なのでしょうか?

犬はバナナを食べても大丈夫?

● 犬はバナナを食べても大丈夫!

基本的に、バナナには犬にとって中毒を引き起こすような危険な成分は含まれていないので、食べても問題はありません。

ただし、アレルギーには十分に注意して、特にはじめて食べさせる時などは、体調に変化が無いか様子をしっかりと見るようにしましょう。


● 花粉症がある場合は要注意

バナナも近年報告が増えている新しい食物アレルギーのタイプである口腔アレルギー症候群の原因となります。

キク科(ブタクサ)の花粉に対してアレルギー反応を持っている場合は、バナナを食べることで口腔アレルギー症状を示しやすいと言われていますので、そうした場合にはバナナを与えないようにしましょう。

バナナの成分の特徴は?

● カロリーが高め

バナナの特徴は、何と言ってもカロリーが高めであるという点です。

バナナ(生、93kcal/100g)となっており、可食部でエネルギーを比較すると、とうもろこし(ゆで、95kcal/100g)とほぼ同じくらいのカロリーがあります。

また糖質も比較的高めで、犬にとってはかなり高カロリーな食べ物であると言えます。

通常の食事に加えて食べさせるのであれば、少量に留めておくのが良いでしょう。


参照:文部科学省「食品成分データベース」より


● カリウムが多め

バナナは、高カリウム含有の果物として有名です。

細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つほか、塩分の取りすぎを調整する働きを持つ「カリウム」を、メロンや夏みかんよりも多く含んでいます。


● 腎臓病などの場合は要注意

カリウムは、人間にとっても犬にとっても、適切な量が必要なミネラルです。

しかし、腎臓病などで腎臓の働きが低下すると、それによってカリウムを正常に排出できず、高カリウム血症などを引き起こすこともあります。

カリウムを多く含むバナナは、腎臓病や高カリウム血症を持っている犬には要注意です。


● アレルギーにも注意

バナナは、アレルギーに注意が必要な食材です。

はじめて食べさせる時はごく少量を与え、様子をよく観察しましょう。

下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどの症状がみられる場合はアレルギーの可能性もありますので、ただちに獣医師に相談しましょう。

バナナをあげる時に気をつけることは?

まず、バナナの「外皮」は絶対に与えないようにしましょう。

バナナの外皮は硬く、消化に悪いだけではなく、食道や腸に詰まってしまう危険性があります。

誤って外皮を飲み込んでしまった場合は、ただちに動物病院に連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。


他の果物と同様に犬にとって必須の食べ物ではありませんが、アレルギーに気をつければ、ご褒美タイムに愛犬へ少量与えることはまったく問題ありません。

食べさせる場合は、必ず皮をむいて、喉に詰まらせないように実をひと口サイズにカットして、少しだけあげる程度に留めましょう。

バナナは甘くておいしいため、犬も喜んで欲しがることがあります。

しかし栄養価が高いとはいえ、バナナには糖分が多いので、あくまでも「おやつ」に留め、過剰摂取にならないように注意しましょう。


また、キク科(ブタクサ)の花粉症がある犬、腎臓病を持っている犬などには、バナナを食べさせることは控えましょう。

まとめ

甘くおいしいバナナは、一年を通じてお手軽に入手できる果物(果実的野菜)です。

栄養価も高く、ミネラルやビタミンも豊富で、健康に気を遣う方には魅力的な食べ物です。


しかし、他の果物類にも言えることですが、犬にとってはメリットばかりではありません。

大量に食べさせると肥満に繋がったり、食事のバランスが崩れたりするなど、デメリットの方が大きくなります。


アレルギーや特定の病気でなければ、特に有害な食べ物ではありませんので、ご褒美タイムにほんの少しおやつとして与える程度に留め、楽しい愛犬との時間を過ごしましょう。

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