- 猫種図鑑
- バーマンがかかりやすい病気・ケガ
バーマンがかかりやすい病気・ケガ
バーマン
バーマンの飼い主様や、これから飼うご予定の方のために、バーマンの特徴や飼い方、かかりやすい病気についてまとめました。 愛猫に最適なペット保険の検討のために、そして何よりも、愛猫との健やかな生活のためにぜひお役立てください。
良くかかる病気・ケガ
- 慢性腎不全
- この猫種は慢性腎不全にかかりやすいです。この病気の原因は他のウイルス感染や細菌感染が引き金となることが多いです。症状は、初期は多飲多尿となる程度ですが、進行すると、尿で体内の毒素を排出することができなくなる尿毒症を発症します。こうなると食欲や元気がなくなって嘔吐、下痢、脱水、体重減少などが起こり、最終的にはけいれん、昏睡状態に陥ります。根本的な治療は困難で症状を抑える対処療法が主となりますので、早期に治療を開始することが肝要です。点滴や栄養のコントロールによって対処しますが、予防として他の病気からの発生を抑えるためワクチン接種や日頃の衛生的な環境の維持が大切です。
- 鼻腔狭窄
- この猫種は鼻腔狭窄(鼻咽頭狭窄)にかかりやすいです。この病気は鼻の穴とそれに続く鼻腔が狭まる病気で、鼻腔が短い種類に起こりやすいです。原因は先天的な要因や感染症、アレルギーが元となる場合もあります。症状は呼吸がしづらくなり口で息をしたり、鼻をグーグーと鳴らしたり熱中症にかかりやすくなります。治療としては軽ければ現状を維持したまま保存療法が可能ですが、ひどくなると外科手術を行ったり抗生物質、ステロイド剤の投与も行われます。予防法は感染症を防ぐためワクチンをきちんと接種し、他の猫との接触を防ぐことなどです。
- 肥満
- この猫種はおとなしく運動量があまり多くないこともあり肥満になりやすいです。肥満とは体内に脂肪がたまりすぎた状態ですが、こうなると体の関節や筋肉に負担がかかり、ねんざや各種の関節炎になりやすくなり、呼吸器や心臓への負担も増えます。心臓病や呼吸不全、糖尿病など各種の病気のリスクも高まり、麻酔が効きにくくなって手術が困難になることもあります。予防としては適度な運動と食べ物のコントロールが必要です。肥満を解消するには運動量を増やしたり食事量や食事の内容を調整します。