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メインクーンがかかりやすい病気・ケガ

メインクーン

メインクーンの飼い主様や、これから飼うご予定の方のために、メインクーンの特徴や飼い方、かかりやすい病気についてまとめました。 愛猫に最適なペット保険の検討のために、そして何よりも、愛猫との健やかな生活のためにぜひお役立てください。

良くかかる病気・ケガ

肥大性心筋症
 この猫種では、心筋の壁の肥厚が見られる肥大型心筋症が多く発症します。この病気にかかると、血栓ができてしまい、その血栓が動脈に流れ出して詰まってしまいます。これは遺伝性の疾患です。症状としては、心不全や手足の麻痺が起こり、時には死に至ります。呼吸が荒くなり、起き上がれなくなるのが特徴で、突然呼吸困難に陥り心停止してしまう場合もあります。この症状が出たら、とにかくすぐに診察、治療することが必要で、少しの遅れが命取りになります。検査は胸部のレントゲン写真や超音波検査、心電図、血液検査などを行いますが、症状が悪化している場合は検査も困難となります。呼吸が荒くなったらすぐに獣医さんに連れて行きましょう。症状が出ているときの対処としては絶対安静で、呼吸困難を起こしている場合は酸素吸入を行います。薬で血栓を除去することもあり、必要に応じて外科手術も行います。定期的な診察によって、ある程度予防できる病気ですから、日頃から注意して見てあげることが必要です。
毛球病
 この猫種は、豪華で特徴的な模様の長く美しい毛並みの品種ですが、長毛種の宿命として、毛球病にかかりやすいです。毛球病は、猫が毛繕いをするときに一緒に毛を飲み込んでしまうことで起こる病気で、短毛種よりも長毛種のリスクが格段に高いです。猫は通常でも毛繕いの際に毛を一定程度飲み込みますが、健康であれば便とともに排出されます。しかし、お手入れを怠っていたり猫の体調が悪かったりすると、飲み込んだ毛をうまく排出できず、毛が胃の中でもつれたり固まってしまいます。こうしてできた毛球が胃粘膜を刺激したり、胃から小腸への出口をふさいでしまうのが毛球病です。この病気にかかると、食欲の低下、吐き気、便秘などの症状が現れます。治療するには毛玉除去剤をなめさせて、毛玉を排出させることです。日頃からグルーミングをしっかりして毛がたまらないようにしてあげて、食事は毛玉対策フードを与えましょう。
熱中症
 この猫種は、北アメリカ原産の長毛種の猫なので、寒さには強いですが、その豊かな毛並ゆえに暑さには比較的弱いです。ですので、この猫種は熱中症にかかりやすいので注意が必要です。熱中症は、暑すぎる環境のもと、体温が急激に高くなってしまい平熱を保てなくなることで発症します。猫は人間と違って発汗ができないので、体温が急激に上昇すると、下げることができないのです。暑い日に部屋に閉じ込められた場合や車の中に放置されたり、狭いキャリーケースに閉じ込められて運ばれるときなどに特にリスクが高いです。症状としては、口を開けて苦しそうな呼吸をしたり、よだれがでます。嘔吐や下痢をしたりふらつき、震えがでて、ひどいときには出血症状を起こしたり、ひきつけ、ショック症状を起こして命を失ってしまうこともあります。日本の夏はとても暑いので、いつでも涼しい環境を維持してあげるように注意しましょう。
photo by Jolanda Donné

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