良くかかる病気・ケガ

白内障

　若年性の白内障もありますが、多くは高齢になることで発症します。黒目が白く濁り、初期段階では生活に支障はありませんが、進行してしまうと視力が段々と失われていき、物にぶつかってしまったりもします。重度の場合は手術という選択もありますが、高齢の場合手術自体のリスクも伴ってきます。予防するのは難しいですが、白内障の進行を抑える点眼薬などがありますので、白くなってきた事に気づいたら、早めに動物病院へ相談すると良いでしょう。

椎間板ヘルニア

　椎間板ヘルニアは、歩くのを嫌がったり、歩けなかったり、ふとした時に痛そうな声をあげたりする、椎間板の異変による病気です。遺伝による可能性が大きいとされています。骨格だけでなく、よく動き、走り、飛んだり跳ねたりする犬種ですので、それも負担をかける原因のひとつとされています。重度の場合は手術になる可能性もありますが、軽度の場合は痛みどめや炎症止めなどの治療が施されます。予防するのは難しいですが、高齢に伴い発症しやすいので、過度な運動を避け、肥満に注意してあげましょう。

血友病

　血友病とは、出血すると血が止まらない、遺伝による病気です。普段生活している時には何の異常も無いので、気づきにくく、ケガなどをして初めて病気に気づくケースが多いです。オスだけが発症すると言われています。遺伝によるものですので、予防は難しく、治療方法も解明されていません。一度出血をしてしまうと死亡してしまう恐れがありますので、ケガをしないように生活させなくてはなりませんので、散歩も危険です。大変珍しい病気ですので発症する事は稀です。