東洋眼虫症 - 犬の症状|犬・猫のペット保険選びならFPCのペット保険

東洋眼虫症

犬の東洋眼虫症とは

東洋眼虫とは動物の眼に寄生する寄生虫で、体は細長く白く、大きさは10~16㎜程度で、特に結膜の間に寄生します。

西日本を中心に分布しているといわれており、犬だけでなく、人や猫にも寄生するので注意が必要です。


東洋眼虫はメマトイというショウジョウバエ科の小さな昆虫によって媒介されます。


<東洋眼虫の寄生サイクル>

① 感染動物の涙やめやにをメマトイが舐め、涙やめやにの中の幼虫がメマトイの中に入る

② メマトイが動物の眼の表面から涙を吸うときに東洋眼虫が寄生する


犬の東洋眼虫症の症状

結膜の間や眼球上で東洋眼虫が動くので、物理的な刺激によって炎症を起こします。白眼が赤く充血し結膜が腫れたり、めやにや涙が増えたりする様子がみられます。

犬の仕草としては眼をしきりにかいたり擦りつけたりすることが挙げられます。


虫体が少数の場合は見える部分に東洋眼虫が出てこず、虫体数が多くなってからわかることもあります。よって、東洋眼中の寄生が疑われる場合は違う日に再度眼を調べることもあります。


<東洋眼虫症の症状>

・白眼が赤い(結膜炎)
・めやにが増える
・流涙
・眼をしきりにかく仕草を見せる
・結膜が腫れる
など


犬の東洋眼虫症の原因

東洋眼虫症は、メマトイという昆虫の媒介により眼球内に東洋眼虫が寄生することによって起こります。犬だけでなく猫や人にも寄生します。


フィラリア予防をしていない犬や屋外によく出る猫に多いです。


東洋眼虫症のときの主な検査方法は、まずまぶたをめくり、東洋眼虫が寄生していないか肉眼的に観察することです。また、生理食塩水で眼を洗浄することで虫体が押し出されて寄生が確認できることもあります。場合によっては軽い麻酔をかけ、眼の検査や処置などを行います。

虫体や眼をかくことにより角膜に傷が付いている可能性が疑われるときはフルオレセイン染色などで角膜表面の検査をします。


他の眼の疾患の可能性がある場合はその他の必要な検査も行われます。


<東洋眼虫症の主な検査>

・視診(まぶたをめくって寄生の有無を確認)
・フルオレセイン染色(角膜染色)
など


犬の東洋眼虫症の予防方法

フィラリア予防で使用される薬剤は東洋眼虫にも効果がみられます。よってフィラリア予防を行っていない犬やフィラリアの予防薬を投与しない時期に発症が多くみられます。


フィラリア予防をしっかり行うことで東洋眼虫の寄生を予防できることがあります。


犬が東洋眼虫症になってしまったら

東洋眼虫症の主な治療方法は、虫体の除去です。虫体は1回では取り切れないことが多く、数日の間に複数回受診し、除去を行うことが多いです。除去の方法は生理食塩水で眼を洗い、東洋眼虫を洗い流したり、点眼麻酔を施しピンセットで直接虫体を除去したりします。

また、補助的な治療としてフィラリア予防に使われる薬を投与することがあります。


<東洋眼虫症の主な治療方法>

・東洋眼虫の除去(複数回)
・抗生剤点眼
・角膜保護成分の入った点眼
など


以下は治療費例のひとつです。

この例では初診時には東洋眼虫の虫体が見つからず、数日後の再診の際に発見されました。充血などがひどく、緑内障や角膜潰瘍、涙量不足など重要な眼の疾患の有無を調べるためにさまざまな検査が行われています。治療後も数日おきに診察を受け、東洋眼虫が除去されていることが確認されました。

このように、寄生数が少なかったり、結膜の腫れなどがひどく十分に確認できなかったりするときはすぐには虫体が見つからないこともあります。

治療費例

治療期間:2週間
通院回数:4回
合計治療費用:13,068円
一通院当たりの治療費例:800~9,500円(診察料、細隙灯検査(スリットランプ検査)、フルオレセイン染色(角膜染色)、シルマーティア試験、眼圧測定、結膜細胞診、虫体除去処置、抗生剤点眼、角膜保護点眼)

※・細隙灯検査(スリットランプ検査):細い光を眼に当て、角膜や眼の中を観察する検査
 ・フルオレセイン染色(角膜染色):角膜を染色液で染め、傷がないかを確認する検査
 ・シルマーティア試験:試験紙をまぶたと眼球の間にはさみ涙量を測定する検査
 ・結膜細胞診:結膜を専用の綿棒のようなものでごく軽く擦り、細菌の有無や細胞を顕微鏡で見る

※2016年1月~2017年12月末までの実際にあった請求事例になります。
※こちらに記載してある診療費は、あくまでも例を記載したものになります。実際の診療内容・治療費等は、症状や動物病院によって異なりますので、ご留意ください。



東洋眼虫が眼に寄生すると結膜炎を起こし結膜が腫れたり、犬は不快感を持ったりします。めやにが増える、眼が赤い、結膜が腫れているなど異常がみられたら早めに動物病院を受診しましょう。

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特に、実際にどのような治療を行うかは、ペットの状態・種類等はもちろん動物病院の方針等や獣医師の考え方等によっても異なりますので、あくまで参考情報としてご利用ください。

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