よく嘔吐する
- 症状の傾向
- 嘔吐を伴う病気は数多くあります。食後すぐに吐く場合は嘔吐ではなく吐出と呼ばれる症状のこともあり、巨大食道症などが疑われます。嘔吐の他に下痢を伴っている場合は膵炎や胃腸炎、食中毒が疑われます。特に子猫の場合、寄生虫によるものである可能性もあります。それら以外にも、甲状腺機能亢進症や腫瘍なども考えられます。特に、吐き出すものが毛玉であれば問題ありません。猫はグルーミングによって体毛を飲み込んでいるので、猫草などを食べることで体内の体毛を吐き出すのは普通です。逆に体内の体毛を吐き出さなかったり便とともに排泄されないと毛球症となり、嘔吐の症状が表れます。
- 発見方法・対策
- 嘔吐の症状が現れる病気の種類は多く、それだけでは原因となる病気の特定は困難です。そのため、動物病院へ連れていく際には嘔吐以外の症状について可能な限り細かく把握しておくことが重要になります。嘔吐とともに現れる症状としてはよだれを流す、下痢を伴うといった症状が挙げられ、また、嘔吐自体も繰り返し吐くのか食後に吐くのかといった頻度、食後どのぐらいの時間が経ってから吐いたか、吐物の様子(写真を撮るか実物を動物病院に持参しても良い)についても把握しておきましょう。嘔吐は目に見えてわかりやすい症状なので、病気の早期発見が容易いです。嘔吐を繰り返しているのであれば何らかの病気を患っている証拠なので、速やかに動物病院を受診しましょう。