人間や犬の薬による中毒 - 犬の症状|犬・猫のペット保険選びならFPCのペット保険

人間や犬の薬による中毒

人間や犬の薬による中毒とは

薬による中毒が起こる状況は複数あり、人間や動物の薬で起こりえます。


人間の薬で中毒を起こす場合は、
① 動物が誤って食べた場合
② 人がのませた場合
が挙げられます。
その中でも、人がのませた場合では、過剰な量を摂取したか、犬にとって毒性のある人間の薬を人が与えてしまう場合があります。


動物の薬で中毒を起こすのは、
① 動物が誤って食べた場合(同居動物の薬なども含む)
② 人がのませた場合
があり、過剰摂取か、持病や体の状態などにより、その犬にとっては毒性のある薬である場合があります。


獣医師の判断や、適切な薬用量に従い、人間の薬を犬で使用することもよくありますが、人間と犬では体重1kgあたりの投与量が異なることも多いです。

また、人間では無毒(副作用がほとんど現れない)でも、犬にとっては有毒になる薬もあります。


人間、犬、猫はそれぞれ、まったく別の動物種です。

犬と猫の間でさえ、体内で薬を分解する仕組みも異なる部分があったり、薬への反応も異なったりします。


獣医師の指示なく、自己判断で、人間や他の動物の薬を犬に与えるのは、やめましょう。
犬を身近に感じたり、似たように感じたりしても、それぞれ異なる動物種ということを忘れないようにしましょう。

人間や犬の薬による中毒の症状

中毒の症状は、原因となる薬や障害の程度などによって異なります。


薬により、腎障害や肝障害、消化器障害など影響を受ける臓器はさまざまです。


元気や食欲がなくなる、嘔吐をするなどの症状がみられることもあります。


急性の腎障害では、初期に水をよく飲み、尿量が多くなったり、逆に重度の腎障害では、尿がほとんど出なくなったりします。


薬や中毒の重症度によっては、けいれんが起こるなど神経症状も現れます。

人間や犬の薬による中毒の原因

人間や犬の薬を、犬が誤って食べたり、人があげたりして中毒になります。


薬の量が過剰であったり、犬に与えてはいけない薬を与えたりすることにより、中毒が起こります。


薬やその量により副作用や障害の現われる場所が異なります。


人間の薬で、犬に毒性のあることがよく知られている薬に、アセトアミノフェンがあります。


アセトアミノフェンとは、人間の風邪薬や解熱鎮痛剤として、処方箋がなくても薬局で買える市販薬として販売されています。
犬に風邪のような症状が出たり、足を引きずるなど痛みが現れたりしたときに、人が与えてしまう例もよくみられます。


アセトアミノフェンは犬で肝毒性がみられます。


アンピシリンもまた、犬では肝臓に毒性があります。


動物用に開発された薬であっても、過剰な量を摂取すると、腎障害や消化器障害を引き起こします。


他には、量を誤ると危険な犬の薬、つまり薬の量の安全域が狭い薬として、心臓や高血圧の薬であるβ(ベータ)ブロッカーや、カルシウム(Ca)チャネルブロッカーが挙げられます。


βブロッカー(β遮断薬)は、アテノロール、プロプラノロールなど、カルシウムチャネルブロッカー(Caチャネル拮抗薬)では、アムロジピン、ジルチアゼムなどが代表的です。


これらの薬は、主に血管を拡張させる働きがあり、血管が拡張することにより、心臓への負荷を軽減させたり、血圧が下がったりする効果が期待できます。


犬の個体ごとによっても反応の程度は異なりますが、過剰に摂取するとこれらの薬は過度の低血圧を招く恐れがあります。
低血圧では、臓器に流れる血流が少なくなるので、腎障害が進行したり、逆に心臓に負担をかけることになったりします。
重度になると、組織に血液が届かず酸素が供給されないため、ショック状態(命が危険な状態)になることもあります。


他には不整脈の発生、心拍数の急激な低下、その後の上昇などがみられたりします。


上記の薬以外にも、さまざまな薬で中毒が起こりえます。

人間や犬の薬による中毒の予防方法

犬が薬を誤食してしまわないように、薬品類はロックのかかる棚など犬が触れられない場所に保管するなど、しっかりとした管理が必要になります。


また、人間の薬を獣医師の指示なく与えることは危険です。


薬を誤食してしまったり、内服後におかしい様子が現れたりしたときは、動物病院を受診しましょう。

人間や犬の薬による中毒になってしまったら

症状や中毒の程度、中毒の原因である薬の種類によっても、治療法は異なります。


まず、必要であれば、心電図や血圧のモニター、尿道カテーテルによる尿量の測定などをします。


補助的な治療として、
・催吐処置(食べてから20~30分以内)
・輸液療法
などが挙げられます。


カルシウムチャネルブロッカー(Caチャネル拮抗薬)やβブロッカー(β遮断薬)では輸液療法、徐脈(脈が遅くなる)にはアトロピン投与などを行います。


症状を緩和する治療をすることが多く、
・消化器疾患には、消化器保護
・けいれんには、抗けいれん薬
・頻脈や興奮には、それを抑える薬
などによる治療を行います。


薬による中毒には効果的な薬剤や治療がないことも多いので、誤食や人間の薬を獣医師の指示なくあげないようにすることが、最も大切です。


また、動物用の薬で、犬が食べやすいようにフレーバーがついている薬があります。
犬が薬を飲みやすくなる半面、床に誤って落ちた薬を素早く食べてしまうなどの危険性もあるので注意が必要です。


過剰に薬を口にしてしまった場合、どのような薬をどのぐらい飲んだか(1錠当たりの薬成分の量と何錠飲んだか)、薬の包装を一緒に飲んだかなどを獣医師に伝えます。
もしわからなくても、残りの包装などを持っていくなど、少しでも情報になるものがあれば持参しましょう。


ぐったりしている様子があったり、薬を多量に食べてしまったりした直後には、動物病院に連絡をしながら、動物病院に連れて行きましょう。
事前に連絡することで、動物病院でも犬が到着する前に、処置の準備をすることができます。


飼い主様が薬を誤って与えない、または誤食しないように注意することで、人間や動物の薬での中毒は予防できます。
しっかりと管理を行い、誤食などしてしまったら、すぐに動物病院に相談し、連れて行きましょう。

他の中毒の病気一覧

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特に、実際にどのような治療を行うかは、ペットの状態・種類等はもちろん動物病院の方針等や獣医師の考え方等によっても異なりますので、あくまで参考情報としてご利用ください。

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