尋常性天疱瘡 - 犬の症状|犬・猫のペット保険選びならFPCのペット保険

尋常性天疱瘡

犬の尋常性天疱瘡とは

尋常性天疱瘡(じんじょうせいてんぽうそう)とは、自己免疫の異常により起こる皮膚疾患である天疱瘡(てんぽうそう)のひとつです。


犬の天疱瘡には、尋常性天疱瘡の他にも、落葉状(らくようじょう)天疱瘡などがあります。


人の天疱瘡の中では、尋常性天疱瘡が最も多いですが、犬の天疱瘡では、落葉状天疱瘡の発生が最も多く、尋常性天疱瘡はあまりみられません。


天疱瘡の中で最も多い落葉状天疱瘡は病変が皮膚だけですが、尋常性天疱瘡では、粘膜や皮膚と粘膜の境目に病変ができることが特徴です。

犬の尋常性天疱瘡の症状

尋常性天疱瘡では、粘膜や皮膚と粘膜の間に、
・水疱(すいほう)
・広範囲のただれ
・潰瘍(かいよう:えぐれた傷)
などを形成することが特徴です。


病変ができる部位は、口腔(口唇、歯茎、舌など)、まぶた、肛門や包皮、外陰部の周囲などです。


元気・食欲がない状態や発熱もよくみられます。


口腔に病変がある場合は、よだれが多量に出たり、口臭がしたりすることもあります。

犬の尋常性天疱瘡の原因

尋常性天疱瘡では、細胞と細胞をつなぐ物質であるデスモグレイン3というたんぱく質を攻撃する抗体が体内で作られることによって起こります。


デスモグレイン3は、真皮に近い、より深い部分の表皮に存在するため、その部位の細胞のつながりが弱くなり、潰瘍などになります。


尋常性天疱瘡の検査は、以下のようなものがあります。


尋常性天疱瘡に類似する症状を示す疾患として、全身性紅斑性狼瘡(SLE)などの免疫疾患や、感染、薬剤反応性、皮膚型リンパ腫などが挙げられます。


それらの疑いもないか、検査で調べていきます。

<尋常性天疱瘡の検査>

・病変部の細胞診(顕微鏡で細胞を観察)
・血液検査
・細菌培養・感受性試験※1
・病理組織検査※2
など

※1:細菌培養・感受性検査とは、細菌の増殖の有無の確認、細菌の種類やそれに有効な抗生剤の特定を行う検査。
※2:病理組織検査とは、組織を採取し、組織のまとまり、状態を顕微鏡で観察する検査。


病理組織検査では、一般的な検査だけでなく特殊な染色法を用いて、抗体を検出します。


陽性であれば、尋常性天疱瘡と診断されます。


他にも必要な検査があれば、その都度行われます。


尋常性天疱瘡はまれな病気で、診断が難しい場合もあり、専門医や二次診療施設に紹介されることもあります

犬の尋常性天疱瘡の予防方法

尋常性天疱瘡の予防方法は、特にありません。


全身を定期的にチェックし(できれば口の中も)、異常があれば動物病院を受診しましょう。

犬が尋常性天疱瘡になってしまったら

尋常性天疱瘡では、ステロイド剤などの免疫抑制剤を治療に使用します。


細菌感染が起こらないように、抗生剤も投与します。


免疫抑制剤は生涯投与することになります。


そのため、一定期間投与し状態が改善した後は、複数の免疫抑制剤を組み合わせたり、なるべく低用量になるよう調整したりします。


尋常性天疱瘡では、病変に細菌が感染したり、脱水・衰弱したりして、命を落とすこともあります。


元気や食欲がなかったり、皮膚や粘膜に異常が見られたりしたら、動物病院を受診しましょう。

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