急性腎不全 - 猫の症状|犬・猫のペット保険選びならFPCのペット保険

急性腎不全

猫の急性腎不全とは

急性腎不全とは、突然腎障害が起こり、急速に進行した状態です。急性腎不全では腎機能が突然数時間から数日で急激に低下します。


正常な腎臓の働きは以下のようなものがあります。


<腎臓の主な働き>

・体液量の調節

・老廃物や体にとって毒になる物質の排泄

・電解質の調節

  ※ナトリウム(Na)やカリウム(K)など体や細胞の働きに不可欠な物質

・造血ホルモンや活性化ビタミンDの産生、分泌


急性腎不全では、腎臓でのこれらの働きが急激にできなくなり、さまざまな症状が現れます。


猫の急性腎不全の症状

急性腎不全の症状は以下のようなものがあります。


<急性腎不全の症状>

・食欲不振

・元気消失

・嘔吐

・脱水

・尿がほとんどあるいは全く出ない(重度)

など


腎障害が進行し、腎臓がほとんど機能しなくなると、血液中の毒性物質が排泄できなくなり口や脳などさまざまな部位で障害を起こす尿毒症に陥ります。

尿毒症では意識障害やけいれんなどの神経症状などが現れることもあります。


猫の急性腎不全の原因

猫の急性腎不全の原因は、
・腎臓自体が直接障害される場合(腎性)
・腎臓での血液量が低下した場合(腎前性)
・尿を排泄できない場合(腎後性)
に分けられます。


<急性腎不全の原因>

●腎性(腎臓自体が障害される)

・腎障害を引き起こす可能性のある物質

 -非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)

  ※鎮痛薬としても使用される

 -アミノ配糖体(抗生剤の一種)

 -エチレングリコール(不凍液)

 -農薬、除草剤

 など

・腎障害を引き起こす可能性のある植物・食べ物

 -ユリ

腎盂腎炎

など

●腎前性(腎臓へ流れる血液量の低下などによるもの)

・脱水

熱中症

・心疾患

・肝疾患

子宮蓄膿症

・敗血症

  ※血液中で細菌が増殖し、多臓器不全の状態

・輸血

 など

●腎後性(尿の排泄ができないことによるもの)

尿道閉塞

尿管結石

膀胱腫瘍

 など


急性腎不全を引き起こす可能性のあるものの中でも、ユリは、猫が花粉を舐める、葉、茎、花びらをかじる、ユリを挿していた水を舐めるだけで急性腎不全が起こる可能性があります。
個体差はありますが、死に至る危険性も高いので十分な注意が必要です。


家の中や猫が行く場所にユリがないように対処しておきましょう。


急性腎不全の主な検査は以下のようなものがあります。


<急性腎不全の主な検査>

・血液検査

・尿検査

・X線検査

・超音波検査

など


体の状態の把握のためなどで他に必要な検査があればその都度行われます。


猫の急性腎不全の予防方法

急性腎不全を引き起こす可能性のある不凍液や農薬などを猫が舐めないように管理し、さらに、ユリを猫の周りに置いておかないように注意しましょう。


万一誤って摂取してしまった場合はすぐに動物病院を受診し、検査や治療を受ける必要があります。

症状がなくても誤って摂取した危険性があるときは、必ず動物病院に連れて行きましょう。


他にも、いつもより元気や食欲がない、嘔吐をするなどおかしい様子がみられたら、すぐに動物病院で診察を受けましょう。


猫が急性腎不全になってしまったら

急性腎不全の状態であればただちに集中的な治療を行います。

場合によっては急性腎不全か慢性腎不全かの区別がつかないときもありますが、急性腎不全であれば腎臓の障害がある程度元に戻る可能性もあります。
ただ、急性腎不全の中には、命を落とすことは免れたものの、慢性腎不全に移行してしまうこともあります。


尿道閉塞など尿の排泄ができないことにより急性腎不全が起こっている場合は、尿の排泄を妨げている原因を早急に取り除きます。


急性腎不全の治療は以下のようなものがあります。

<急性腎不全の治療>

・輸液療法

・電解質など血中バランスの補正

  ※ナトリウム(Na)やカリウム(K)など体や細胞の働きに不可欠な物質

・尿カテーテル設置による尿量の把握

・利尿剤

・制吐剤

・制酸剤

・消化管運動促進剤

など


急性腎不全の主な治療は輸液療法ですが、急性腎不全の重症度により行われる治療は異なります。


重度の急性腎不全で、尿が腎臓でほとんど作られなくなり、尿量が異常に少ない、あるいはない状態になった場合は、尿道から膀胱に尿カテーテルという管を設置し、尿量を管理しながら、利尿剤などを使用します。


急性腎不全は短時間で命を落としかねない病気なので、おかしい様子がみられたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。


他の泌尿器の病気一覧

※こちらに掲載している情報は、十分に検討・確認のうえ、獣医師の監修を受け掲載されたものではありますが、その正確性、安全性、有用性などについて何ら保証するものではありません。コンテンツのご利用により、直接または間接であるかを問わず、万が一何らかの問題、損害・損失が発生した場合でも、弊社は一切の責任を負いかねます。コンテンツのご閲覧・ご利用等にあたっては、お客さまご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。
特に、実際にどのような治療を行うかは、ペットの状態・種類等はもちろん動物病院の方針等や獣医師の考え方等によっても異なりますので、あくまで参考情報としてご利用ください。

50%補償プラン

0〜4才の月額保険料:1,590円

5〜8才の月額保険料:2,390円

補償の対象:通院・入院・手術

70%補償プラン

0〜4才の月額保険料:1,950円

5〜8才の月額保険料:2,930円

補償の対象:通院・入院・手術