めやに・涙が出る
- 症状の傾向
- 猫の目にめやにや涙が多く出る時、色が着き粘着性の強いめやにや、多量の涙が出るなどの場合は、目にトラブルを起こしているかもしれません。目が赤く充血している場合は、結膜炎や角膜炎の可能性が、目の下が常に濡れている場合は、流涙症になり涙がうまく流れなくなっている可能性があります。瞼が腫れているように見える場合は眼瞼内反症の可能性が、くしゃみや鼻水を伴う場合は感染症や気管支炎などが影響している可能性があります。
- 発見方法・対策
- めやにや涙が見られたら、眼球に傷が入っていないかを確認しましょう。めやにはそのままにしておくと固まってしまうので、濡らした綿棒や脱脂綿でそっと拭き取ってあげてください。眼球に傷が見られたり、色が着いて粘着性のあるめやにが見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。異常があると診断された場合には、その症状にあわせて点眼薬や投薬、先天的な流涙症の場合には外科手術を提案される場合もあります。また他の猫と接触させないことや、感染症を防ぐためにワクチンを接種しておくことも、大切な予防策です。