慢性疾患でもペット保険を更新できる?加入前に知りたい更新パターンや更新条件も解説

この記事でわかること

  • ペット保険は1年ごとの更新が一般的で、自動更新・条件付き更新・更新不可の3パターンがある。慢性疾患を抱えるペットでも、保険会社の基準によっては更新できる可能性がある
  • 慢性疾患がある場合、更新時に特定の病気や部位が補償対象外になる「特定疾病不担保」や「特定部位不担保」などの条件が付く可能性がある
  • 慢性疾患以外にも、年間支払限度額に達した場合、更新可能年齢を超えた場合、保険料を滞納した場合、契約に違反した場合などは更新できない可能性がある

慢性疾患にかかると治療が長引くことが多く、継続的な通院や投薬が必要になるケースも少なくありません。ペット保険に加入していれば治療費の負担を軽減できますが、慢性疾患がある状態で契約を更新できるのか、不安を感じている飼い主の方も多いはずです。


本記事では、慢性疾患がある場合にペット保険を更新できるのかについて詳しく解説します。更新できるケースや、万が一更新できなかった場合の対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


ペット保険は1年ごとに更新が必要になることが一般的

ペット保険の保険期間は1年が一般的で、翌年以降も補償を継続するには契約の更新手続きが必要になります。


更新時の条件は保険会社や商品によって異なるため、加入前に更新条件を確認しておくことが大切です。


更新方法

ペット保険の更新は自動更新となるケースが多いですが、保険会社や契約内容、ペットの健康状態によって更新時の対応が異なる場合があります。


主な更新パターンには、自動で契約が継続される「自動更新」、補償内容に条件が付く「条件付き更新」、契約を継続できない「更新不可」の3種類があります。


慢性疾患を抱えている場合でも、必ずしも更新できないわけではありません。ただし、更新時に補償内容が変更されたり、特定の疾患・部位が補償対象外となる条件が設定されたりする可能性があります。


以下では、それぞれの更新パターンについて詳しく見ていきます。

自動更新

自動更新とは、契約者から解約や変更の申出をしない限り、契約が自動的に継続される更新方法です。ペット保険では、この自動更新を採用している商品が多く見られます。


ただし、自動更新でも、ペットの年齢が上がるにつれて保険料が変わる場合があるため注意が必要です。

条件付き更新

条件付き更新とは、前年と同じ補償内容ではなく、一定の条件が付いたうえで契約を更新する方法です。保険金の請求額が大きい場合や請求回数が多い場合、慢性疾患を発症した場合などに、条件付き更新となることがあります。


具体的な条件の例としては、特定の病気を補償対象外とする「特定疾病不担保」、特定の部位を補償対象外とする「特定部位不担保」、保険料の増額などが挙げられます。慢性疾患を抱えるペットの場合でも更新できる可能性はあるものの、該当する病気や部位が補償対象外になるなど、補償内容が変わるケースは少なくありません。


提示された条件に同意できない場合は、契約を更新しない選択になる可能性もあります。

更新不可

更新不可とは、保険会社の判断により、満期後に契約を継続できないケースを指します。たとえば、ペットの健康状態や保険金の請求状況によっては、更新を断られる場合があります。


ただし、慢性疾患を発症したからといって必ず更新不可になるわけではなく、判断基準は保険会社によって異なります。


万が一更新できなかった場合は、ほかのペット保険への新規加入を検討する選択肢もあります。


更新時の注意点

ペット保険は契約が継続される場合でも、更新のたびに契約内容や保険料に変更がないか確認することが大切です。


たとえばペットの年齢が上がるにつれて保険料が引き上げられたり、補償内容が見直されたりする場合があります。また、保険会社によって更新時の条件や補償内容の取扱いが異なるため、更新案内が届いた際は、保険料・補償内容・更新条件の変更点を確認しましょう。

慢性疾患にかかるとペット保険を更新できないことがある



保険会社や商品によっては、慢性疾患を発症した場合に更新条件が変更されたり、契約を更新できなかったりすることがあります。更新できる場合でも、該当する疾患に関する医療費が補償対象外となるなど、条件付きでの更新となるケースがあります。


慢性疾患では継続的な通院や投薬が必要になることも多いため、加入前に更新時の対応や補償条件を把握しておくことが重要です。


慢性疾患とは?

慢性疾患とは、何度も通院したり、投薬や食事管理などの治療を継続したりする必要がある病気のことです。ペットに多い慢性疾患の例としては、糖尿病・心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)・慢性腎不全・皮膚疾患(アトピーなど)・関節炎や椎間板ヘルニアなどが挙げられます。


たとえば、糖尿病ではインスリン注射や食事管理、心臓病では内服薬の服用や定期健診、慢性腎不全では輸液や食事療法など、長期的な治療・管理が必要になるケースが少なくありません。


このように治療が長引きやすい慢性疾患は、保険金の請求が継続する可能性があるため、保険会社や商品によっては更新時の審査や補償条件に影響する場合があります。ただし、慢性疾患の扱いや更新時の対応は保険会社によって異なるため、加入前に更新条件や補償対象外となる病気・部位の有無を確認しておきましょう。

慢性疾患以外のペット保険を更新できないケース

慢性疾患以外にも、ペット保険の更新が難しくなるケースがあります。ただし、保険会社によって判断基準は異なるため、以下で紹介するケースに該当する場合でも、必ずしも更新できないとは限りません。


補償額が年間支払い限度額に達した

ペット保険によっては、1年間に受取れる保険金の上限として「年間支払い限度額」が設定されていることがあります。慢性疾患を抱えるペットは通院や治療が長期にわたることがあり、気づかないうちにこの上限に近づいていることも少なくありません。


保険金の支払額が年間支払限度額に達すると、その保険期間中は追加の保険金を受取れない場合があります。また、保険会社や商品によっては、更新時の判断に影響する可能性もあるでしょう。


治療の継続中に保険金の支払い上限に達すると、以降の治療費負担が大きくなる可能性があります。


治療費負担に備えるためにも、加入している保険の年間支払限度額や、上限に達した場合の取り扱いをあらかじめ確認しておくことが重要です。


更新可能年齢を超えた

ペット保険によっては、契約を更新できる年齢に上限が設けられていることがあります。この「更新可能年齢」を超えてしまうと、それ以降は更新できず、保険の継続ができなくなります。


慢性疾患を抱えるペットは高齢になってからも継続的な治療が必要になる場合があるため、更新可能年齢の有無には注意が必要です。加入前の段階で、更新可能年齢や終身継続の可否を確認しておくと安心です。


保険料を滞納した

保険料を滞納している場合も、更新できないことがあります。保険は保険料の支払いを前提とした契約であるため、滞納が続くと契約が失効または解除となり、更新できなくなるケースがあります。


慢性疾患を抱えるペットを飼っている方にとって、保険の継続は特に重要です。契約を継続するためにも、保険料の支払い漏れがないよう十分注意しましょう。


契約条件に違反した

契約条件に違反した場合も、契約を更新できないことがあります。特に注意が必要なのが、告知内容の正確性です。


加入時に既往歴や治療歴を申告しなかったり、告知内容が不正確だったりした場合、保険会社から契約違反とみなされることがあります。慢性疾患があるペットを飼っている方は、過去の通院歴や治療内容を漏れなく正確に申告することが重要です。


契約トラブルを避けるためにも、契約時の告知は正確にしましょう。

更新条件を踏まえてペット保険を選ぼう

前述のとおり、ペット保険は1年ごとの更新が一般的ですが、更新時の対応は保険会社や商品によって異なります。


慢性疾患にかかった場合でも更新できるか、更新時に特定の病気や部位が補償対象外にならないか、保険料や補償内容が変更される可能性があるかなど、加入前に確認しておきたい項目は複数あります。


年齢を重ねたり慢性疾患を発症したりすると、ほかのペット保険への新規加入が難しくなることもあります。そのため、保険料や更新条件の面で長く続けやすい保険をあらかじめ選ぶことが大切です。


関連記事:「ペット保険選びのポイント。利用限度額って何?


更新できない場合は乗り換えを視野に入れよう

現在加入しているペット保険が更新できない場合や、更新時の条件に納得できない場合は、ほかのペット保険への乗り換えを検討するという選択肢もあります。


ただし、慢性疾患の治療中・通院中のペットは、乗り換え先の保険に加入できなかったり、その病気が補償対象外になったりするケースがある点に注意が必要です。


乗り換えを検討する際には、以下の点を事前に確認しておきましょう。

  • 補償の空白期間が生じないか
  • 待機期間の有無と内容
  • 補償条件の詳細
  • 慢性疾患が補償対象に含まれるか

また、年齢条件によって新規加入できる保険が限られることもあるため、乗り換えを検討するなら早めに動き出すことが重要です。なお、乗り換えが必ずしも有利になるとは限らないため、現在の契約内容と乗り換え先の補償内容を比較したうえで判断しましょう。


関連記事:「【FP執筆】ペット保険の待機期間とは?すぐに補償される?

慢性疾患も柔軟に対応!FPCのペット保険がおすすめ

FPCのペット保険では、補償対象となる病気やケガについて、通院・入院・手術にかかる費用を補償しています。慢性疾患によって継続的な治療が必要になった場合でも、補償対象の範囲内であれば保険金を受取ることが可能です。


また、FPCのペット保険は、保険金の請求実績だけを理由に、契約者ごとに保険料が個別に引き上げられることはありません。慢性疾患のように通院や投薬が長期化しやすい病気でも、治療費の負担に備えながら保険を継続しやすい点が特長です。


FPCの保険商品には、「ペットほけんフィット」と「ペットほけんマックス」があります。


ペットほけんフィット」は年間支払限度額100万円で、通院・入院・手術の診療区分ごとの支払限度額の定めがなく、年間支払限度額の範囲内であれば1日(回)あたりの支払金額や支払回数に制限なく補償を受けられます※。通院回数が多くなりやすい慢性疾患でも、年間支払限度額の範囲内であれば、診療区分や回数を気にせず使いやすい設計です。


ペットほけんマックス」は、年間補償限度総額180万円(通院・入院・手術各60万円)という業界トップクラスの補償内容を備えており、通院・入院・手術ごとに定める支払限度額以内であれば支払回数や日額に制限はありません※1。通院・入院・手術それぞれに十分な補償枠があるため、慢性疾患の治療中に入院や手術が必要になった場合にも備えやすいでしょう。


また、FPCは2026年4月末時点で保有契約数20万件を突破しています。新規契約者は20代から70代まで幅広く、40代が全体の30%を占めています※2。男女比も男性40%・女性60%と※2、性別を問わず多くの飼い主の方にご利用いただいています。


慢性疾患に備えてペット保険を選ぶ際は、更新時の条件だけでなく、請求実績による個別の保険料引き上げの有無や、通院・入院・手術の使いやすさも確認することが大切です。継続的な治療に備えたい方は、FPCのペット保険をぜひご検討ください。


詳細は以下のページからご確認いただけます。

保険商品のご案内


※1 補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書等でご確認下さい。

※2 集計期間:2025/2~2026/2までの新規契約者

まとめ

慢性疾患があるからといって、必ずしも更新できないわけではありません。保険会社や商品によって対応は異なり、条件付き更新となる場合もあれば、更新不可となる場合もあります。


大切なのは、加入前の段階で更新時の審査の有無や、条件付き更新の可能性、補償対象外となる病気・部位の有無を確認しておくことです。


万が一、現在加入している保険の更新が難しくなった場合には、別のペット保険への乗り換えも選択肢のひとつです。ただし、年齢や病歴によっては新規加入が難しい場合もあるため、現在の契約内容と比較しながら慎重に判断しましょう。


大切なペットに合った保険を選ぶ際は、以下のページもぜひ参考にしてください。

保険商品のご案内


■監修者情報

平松 育子 (ひらまつ いくこ)


山口大学農学部獣医学科卒業。

山口県内の動物病院で代診を務めたのち、2006年ふくふく動物病院を開業、2023年同病院を譲渡し、現在はペテモ動物病院の院長としておもに犬や猫の診療を行う。ペットの記事執筆や監修を行うアイビー・ペットライティングの代表も務める。

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