便に異常がある

症状の傾向
便に鮮血やねっとりした血がついている場合は、肛門に近いところからの出血と考えられるので、慌てることなく少し観察します。便全体に血が混じる・色が黒くなっている時は胃や小腸からの出血が考えられます。また、激しい下痢や嘔吐、発熱、元気がない場合はウィルス感染の可能性があり、犬ジステンバーやアデノウィルス1型、パルボウィルスなどは致死率も高く危険です。下痢が続き、痩せていく時は消化器系の腫瘍も考えられます。
発見方法・対策
普段から便の色、形、臭い、やわらかさなどをよく観察し、平常時の健康な便を認識しておきます。食事の量が多くても便がゆるくなる場合がありますが、下痢や出血が続く時は元気があっても病院を受診します。その時、便を持参すると原因が特定しやすくなります。長い留守番などストレスから下痢をすることもあり、下痢は一過性の場合もあるので、元気がある場合は少し様子をみることができますが、続くならすぐ病院を受診します。ウィルス性の感染症はワクチン接種で予防できるので、1年に1度必ず接種します。

考えられる病気

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